「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2018/07/23
「HBAセレクションセール」で約1億円を投じておりますので
吉岡實(みのる)氏

本業: マルヨシ物産株式会社 代表取締役

今週の主な登録馬:
エテルナミノル(クイーンS)
アクティブミノル(アイビスSD)
パーリオミノル(佐世保S)


担当者:馬主情報部 馬主O

皆様もよくご存知の通り、吉岡實(みのる)オーナーは、広島県福山市に拠点を構え、主に海運関連の業務を手掛けている、「マルヨシ物産株式会社」の代表取締役を務めております。
同社は、1972年に設立され、主な実績としては、「中国電力株式会社」が、火力発電所に於いて発生する石炭灰の海上輸送を効率的に行うため、2002年に就航させた専用船、「ツーナス」の運行管理を担当していたことが挙げられ、私が聞いた話によれば、同船の就航により、年間で約1億円の輸送コスト削減が実現したとのことです。
また、吉岡オーナーは、「全国内航船輸送海運組合」の副会長を務めていたことや、2010年に「黄綬褒章」(おうじゅほうしょう)を受章した経歴などから、多くの方が「海運業界の重要人物」と認めているのでしょう。
なお、馬主としての吉岡オーナーは、確か2007年から馬を走らせ始め、現在までに60頭近くを所有しており、一昨年までの5年間は、
2012年→2勝・獲得賞金2085万円
2013年→3勝・獲得賞金3046万円
2014年→6勝・獲得賞金8326万円
2015年→4勝・獲得賞金1億1893万円
2016年→16勝・獲得賞金2億9110万円
という形で順調に獲得賞金を伸ばしておりました。
そして、昨年は更に勢いが増し、レーヌミノルを出走させた桜花賞で初めてのGI勝ちを飾るなど、12勝を上げ、過去最高となる「4億0019万円」の賞金を獲得しております。
ただ、今年に入ってからは、エテルナミノルが愛知杯を制しているものの、他の馬があまり活躍できていないため、先週までの成績は、「3勝・獲得賞金8839万円」というものであり、まだ昨年の2割程度しか稼げておりませんので、現在の吉岡オーナーは、「賞金の高いレースを勝って、少しでも昨年のペースに近付けたい」と考えている筈です。
また、吉岡オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」→1頭を3780万円で落札
7月18日(水)の「HBAセレクションセール」→1頭を1944万円で落札
と、計2頭を総額5724万円で落札していた上、今年は、7月17日(火)に行われた「HBAセレクションセール」に於いて、計4頭を総額1億0260万円で落札しております。
(落札金額は全て税込)
したがって、現在のオーナーは、「セールで使った資金の回収ペースをできるだけ早めたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)のクイーンSにエテルナミノル、1着賞金3900万円(同3120万円)のアイビスSDにアクティブミノル、1着賞金1820万円(同1456万円)の佐世保Sにパーリオミノルを登録しておりますので、私が吉岡オーナーであれば、それぞれ預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示する筈です。
したがって、調教師情報部の皆様には、最終追い切りの内容など、今後の動きを念入りに確認していただきたいと考えております。


2018/07/23
初めての重賞勝ちを飾るために
北所直人氏

本業: 有限会社キタジョファーム 代表

今週の主な登録馬:
ペイシャフェリシタ(アイビスSD)

担当者:馬主情報部 育成牧場長G

皆さんもよく知っていると思いますが、北所直人(きたじょ・なおと)オーナーは、新冠にある育成施設・「有限会社キタジョファーム」の代表ですね。
高速の「日高門別IC」からですと、国道235号を東に走って、「厚賀町」の信号を左に曲がって、それから7キロほど走ると右側に見えてくる「キタジョファーム」は、1980年にできた育成牧場で、最初は「500mのダートコースと15の馬房」という設備でしたが、1995年に「500坪の屋内調教場」を完成させて、2001年には「屋根付きで長さが600mの坂路コース」を完成させるなど、順調に規模を大きくしていました。
2003年の8月には、「台風10号」が直撃して、屋根付きの坂路コースがほとんど壊れてしまうなど、大きな被害を受けましたが、昔から付き合いのあった馬主さん達や銀行からの支援を受けて、台風から2ヶ月後には、もう「屋根付きの坂路コース」を復旧させていましたね。
それからも、2004年には「550mのウッドチップコース」を、2006年には「800mのトラックコース」を新しく作って、2010年には「トレッドミル」を導入しているんですよ。
しかも、2012年には「800mのトラックコース」の屋根を完成させて、天気が悪い時でも調教ができるようになりましたし、一昨年は女子寮を完成させるなど、どんどん規模を大きくしていますから、北所オーナーが代表をやっている「キタジョファーム」に、馬主さん達は安心して馬を預けているのでしょう。
ちなみに、ここの育成馬で、私が真っ先に思いつくのは、2015年と2016年のJBCレディスクラシックなど、地方交流重賞を7勝しているホワイトフーガですね。
北所オーナーがJRAの馬主資格を取ったのは、確か1986年で、それから今までに180頭近くを持っていて、2014年は、「11勝・獲得賞金1億5972万円」という成績を残していました。
ただ、その後は、
2015年→8勝・獲得賞金1億2066万円
2016年→7勝・獲得賞金1億3110万円
と、2年続けて2014年を下回ったので、去年の北所オーナーは、「2014年の成績を超えたい」と考えていた筈で、実際、「15勝・獲得賞金2億4136万円」という、今までで一番の成績を残したのですから、私の見込みは正しかったのでしょうね。
ただ、今年に入ってから先週までは、「9勝・獲得賞金1億0910万円」という数字で、去年のペースを下回っていますから、北所オーナーは物足りなさを感じている筈です。
それに、北所オーナーは、さっき書いた通り、育成した馬では重賞を勝っていますけど、まだ自分の持ち馬では重賞を勝てていませんから、アイビスSDにペイシャフェリシタを登録している今週は、私がオーナーでしたら、「ここで初めての重賞勝ちを飾りたい」とも考えて、この馬を預けている高木登先生に、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いするでしょうね。
ですから、調教師情報部の皆さんには、実際に厩舎がどう仕上げてくるのかなど、これからの様子を念入りに確認して欲しいと私は考えています。


2018/07/23
「ここで初めての重賞勝ちを飾りたい」と考えて
田畑利彦氏

本業: GLION(ジーライオン)グループ 代表

今週の主な登録馬:
ティーエスクライ(クイーンS・TVh賞)

担当者:馬主情報部 馬主S

皆様もよくご存知の通り、田畑利彦オーナーの本業は、兵庫県神戸市に本社を構え、自動車関連の様々な事業を手掛けている、「GLION(ジーライオン)グループ」の代表です。
同グループが傘下に収める企業としては、
■輸入車ディーラー事業
「株式会社モトーレン阪神」、「株式会社アルコン」、「株式会社バロウ」などの9社
■国産車ディーラー事業
「株式会社スズキ中兵庫販売」、「大阪中央スズキ販売株式会社」、「奈良日産自動車株式会社」などの6社
■中古車小売事業・自動車整備事業
「株式会社クインオート」、「益田自動車工業株式会社」、「株式会社キンキ自動車」などの9社
■自動車卸売事業
「株式会社クラモチオートサービス」などの4社
■自動車部品販売事業
「株式会社オーエス技研」などの4社
■レンタカー事業
「株式会社GLIONレンタカー」などの4社
といった名前が挙げられます。
更に、同グループは、この他にも、自動車整備学校の運営企業や、飲食関連企業や、不動産関連企業や、アパレル関連企業など、近畿圏を中心に、国内に69のグループ企業を有している上、国外でも、アメリカとモンゴルとミャンマーにグループ企業を有しておりますので、代表としてこれらの事業を取り仕切っている田畑オーナーが、周囲から厚い信頼を寄せられているのは間違いありません。
また、こちらも皆様はよくご存知の通り、田畑オーナーは、2015年に一口馬主クラブ・「サラブレッドクラブ・セゾン」の代表取締役となり、その後、同クラブの名称を「サラブレッドクラブ・ライオン」に変更し、それからは、「ライオンレースホース」の代表をご家族の田畑マヤさんが、同クラブの愛馬会法人である「サラブレッドクラブ・ライオン」の代表を田畑利彦オーナーが務め、「ライオン」の冠名で所属馬を走らせております。
個人馬主としての田畑オーナーは、確か2008年からJRAで馬を走らせ始め、これまでに90頭近くを所有しており、過去の代表的な存在としては、2010年のファルコンSで2着に入ったトシギャングスターなどが挙げられます。
そして昨年は、「13勝・獲得賞金2億4108万円」という過去最高の成績を残した上、今年に入ってからも、先週までに「8勝・獲得賞金1億2785万円」という成績を残し、昨年と同様のペースで稼いでおりますが、田畑オーナーは、先週までの結果に満足せず、今後も貪欲に勝利を追求してくる筈です。
何故なら、田畑オーナーは、先ほど書いた通り、2010年のファルコンSでトシギャングスターが2着に入ったのが最高で、まだ重賞を勝てていないのですから。
こういった中で今週は、ティーエスクライを、1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)のクイーンS(TVh賞にも登録)に登録しておりますので、私が田畑オーナーの立場であれば、「ここで初めての重賞勝ちを飾りたい」と考えて、この馬を預けている武幸四郎先生に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示するでしょう。


2018/07/23
昨年の3割も稼げていませんから
諸江幸祐(もろえ・ゆきひろ)氏

本業: 株式会社YUMEキャピタル 代表取締役

今週の主な登録馬:
ツヅミモン(クイーンS・TVh賞)

担当者:馬主情報部 馬主H

皆さんも知っていると思いますが、諸江幸祐(もろえ・ゆきひろ)オーナーは、1979年に慶應義塾大学の経済学部を卒業してから、5年ほど大手のスーパーで勤務し、1985年に野村證券の海外投資顧問室にアナリストとして入社していて、1988年にはゴールドマン・サックス証券に移り、その後は同社のマネージングディレクターに就任し、1999年から2005年までは東京支店の投資調査部長などを務めていた方ですわね。
今の諸江オーナーは、「株式会社YUMEキャピタル」と「株式会社いとはんジャパン」の代表取締役を務めながら、有機・無添加食品の通信販売を行っている「オイシックス株式会社」の社外監査役と、通信・情報処理機器用のコイルなどを取り扱っている「スミダコーポレーション株式会社」の社外取締役を務めるなど、複数の企業で重要なポストに就いていますの。
更に諸江オーナーは、「早稲田大学大学院・ファイナンス研究センター」の講師や、アメリカのコーネル大学が行っている「リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパン」の講師を務めるなど、後進の育成にもかなり力を入れていますので、「大いに尊敬すべき人物」と言えますわね。
諸江オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、確か2004年のことで、これまでに50頭ほどを所有していまして、その中の代表的な存在には、2007年のクイーンCで2着、桜花賞で3着に入ったカタマチボタンがいますわ。
私が聞いた話によると、この馬の名前は、諸江オーナーの出身地である石川県金沢市の片町で、オーナーの祖母が経営していた「ぼたん」という喫茶店が由来となっているそうで、カタマチボタンが桜花賞に出走した当日は、ご家族揃って阪神競馬場まで応援に行ったそうですから、1着ダイワスカーレット、2着ウオッカ、4着ローブデコルテといった強いメンバーの中で3着に入ったレースを見て、オーナーご自身はもちろんのこと、ご家族も大いに喜ばれたのでしょうね。
昨年の諸江オーナーは、7勝を上げて、過去最高となる「1億6265万円」の賞金を獲得していましたけど、今年に入ってから先週までの成績が「1勝・獲得賞金4848万円」というもので、昨年の3割も稼げていませんから、現在のオーナーは、危機感を強く抱いている筈ですわ。
それに、諸江オーナーは、競走馬セールに参加する機会が多くて、今年は、7月9日(月)と10日(火)に行われた「セレクトセール」で、計2頭を総額4212万円(税込)で落札していますので、現在は、「落札資金の回収ペースを早めたい」と考えているのでしょうね(セレクトセールの落札名義は株式会社いとはんホールディングス)。
そして今週は、1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)のクイーンSにツヅミモン(1820万円のTVh賞にも登録)を登録していますので、私がオーナーでしたら、この馬を預けている藤岡健一厩舎に対して、メイチの勝負仕上げをお願いしますわ。
また、諸江オーナーは、馬主としてのキャリアが15年目になりますが、まだ重賞を勝てていませんので、ツヅミモンがクイーンSに出走してきた場合には、「初めての重賞勝ちを飾りたい」という思いも込められている筈ですわね。