「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2018/07/09
残りの10頭を少しでも早く満口にするために
株式会社ロードホースクラブ

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
メイズオブオナー(マレーシアC)
ロードアルバータ(シンガポールTC賞)

担当者:馬主情報部 馬主T

皆様もよくご存知の通り、「ロードホースクラブ」の代表取締役を務めている中村伊三美氏は、少し前まで「モエレ」の冠名で馬を走らせていた中村和夫オーナーのご子息です。
また、伊三美氏が、2012年と2013年のスプリンターズSを連覇し、香港スプリントも連覇するなど、GIを6勝したロードカナロアや、2013年のアメリカJCCを制したダノンバラードや、2014年のクイーンSを制したキャトルフィーユなどを生産した、「ケイアイファーム」の取締役を務めていることも、皆様はよくご存知でしょう。
「ロードホースクラブ」に於ける代表的な存在と言えば、やはりロードカナロアが真っ先に挙げられ、2013年の同クラブは、この馬の活躍などにより、「重賞4勝を含む24勝・獲得賞金7億6767万円」という成績を残しておりました。
しかし、ロードカナロアは、2014年の1月に登録を抹消され、その後、「社台スタリオンステーション」で種牡馬入りしており、この影響は大きく、それからの4年間は、
2014年→16勝・獲得賞金3億3250万円
2015年→15勝・獲得賞金3億5145万円
2016年→19勝・獲得賞金4億2072万円
2017年→29勝・獲得賞金4億3746万円
と記せば分かる通り、2013年の賞金を4年続けて大きく下回っておりましたので、今年は、同クラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えている筈です。
実際、先週までは、「15勝・獲得賞金3億1556万円」という成績を残し、昨年の同時期(7月2週目まで)の「13勝・獲得賞金2億3706万円」を上回っておりますが、「ロードホースクラブ」の関係者達は、この結果に決して満足することなく、これからも貪欲に勝利を追求してくるでしょう。
何故なら、同クラブは、「2017年募集馬」(現2歳世代)について、昨年の10月26日(木)に計33頭のラインナップを発表し、それから出資を受け付けておりますが、私が確認したところ、これらの内、満口となっているのは23頭で、残りの10頭は現在も出資を受け付けておりますので。
したがって、現在、「ロードホースクラブ」の関係者達は、「残りの10頭を少しでも早く満口にするために、過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与えたい」と考えているのでしょう。
そのような中、今週は、1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)のマレーシアCにメイズオブオナー、1着賞金1500万円(同1200万円)のシンガポールTC賞にロードアルバータを登録しておりますので、それぞれを管理している厩舎に対して、クラブの関係者達が、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。

2018/07/09
昨年のペースを大きく上回っておりますが
市川義美氏(馬主名義は市川義美ホールディングス株式会社)

本業: 株式会社バアゼル(屋号はバアゼル宝石) 代表

今週の主な登録馬:
ナイトオブナイツ(函館記念)

担当者:馬主情報部 馬主Y

市川義美オーナーの本業が、高級腕時計や宝石の販売を手掛けている、「バアゼル宝石」(大阪市中央区難波)の代表であるのは、皆様もよくご存知のことでしょう。
1963年に創業された「バアゼル宝石」は、現在、地下鉄御堂筋線の「難波駅」のすぐ近くにある「難波本店」と、大阪を代表する繁華街にある「心斎橋店」の2店舗を構えており、「ロレックス」、「フランクミュラー」、「パテックフィリップ」といった高級腕時計や、「ダイヤモンド」、「ルビー」、「サファイヤ」といった高級宝石などを取り扱っております。
また、市川オーナーと言えば、2011年の3月に発生した東日本大震災の後、すぐに500万円を義援金として寄付したエピソードや、2015年の9月に引退した元騎手の藤田伸二さんが、自身の結婚10周年を記念して、奥様にプレゼントする宝石(20万円相当)を市川オーナーの会社に注文した際、「いつも私の馬に乗ってくれるお礼ですから、お代は結構です」と言い、100万円相当の宝石をプレゼントしたエピソードが有名ですから、私は市川オーナーのことを、「非常に器の大きな人物」と見ており、きっと皆様も同じ意見の筈です。
なお、馬主としての市川オーナーは、確か1991年からJRAで馬を走らせ始め、これまでに300頭近くを所有しており、過去の代表的な存在としては、2008年のエルムSと2009年の根岸Sを制したフェラーリピサや、2010年の皐月賞と有馬記念、2011年のドバイワールドCを制したヴィクトワールピサや、2014年の京都記念とステイヤーズSなどを制したデスペラードといった名前が挙げられるでしょう。
2010年の市川オーナーは、ヴィクトワールピサが皐月賞と有馬記念を制するなど、これまでで最高となる「6億4284万円」の賞金を獲得し、2011年も、JRAだけで3億7413万円の賞金を獲得していた上、先述した通り、ヴィクトワールピサがドバイワールドCを制し、600万ドル(当時のレートで約4億8800万円)の賞金を獲得しております。
しかし、それからは、一度も2010年の獲得賞金を上回ることができず、昨年までの5年間も、
2013年→8勝・獲得賞金2億8233万円
2014年→10勝・獲得賞金2億2538万円
2015年→7勝・獲得賞金1億1301万円
2016年→16勝・獲得賞金2億1729万円
2017年→9勝・獲得賞金2億2951万円
と、物足りない数字に留まっておりますので、今年の市川オーナーは、「必ず巻き返したい」と強く願っているのでしょう。
実際、今年は先週までに、早くも昨年を上回る11勝を上げて、獲得賞金も「1億9846万円」と、昨年のペースを大きく上回っておりますが、オーナーは、この数字に満足せず、今後も貪欲に勝利を追求してくる筈です。
何故なら、市川オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」→1頭を2376万円で落札
■7月18日(火)の「HBAセレクションセール」→1頭を972万円で落札
■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」→1頭を680万円で落札
と、計3頭を総額4028万円で落札しておりますので。
(金額は全て税込表記)
もちろん、昨年までの経緯を踏まえれば、これから行われる「競走馬セール」でも何頭かを落札する筈であり、現在は、「潤沢な資金でセールに臨みたい」と考えているのでしょう。
そのような中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の函館記念にナイトオブナイツを登録しておりますので、同馬を預けている池添兼雄先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。
また、市川オーナーは、2014年のステイヤーズSから、4年近くも重賞を勝てておりませんので、今回は、「久々の重賞勝ちを」という思いも込められている筈です。

2018/07/09
着実に獲得賞金を増やしておりますが、今年は…
株式会社クラウン(代表:矢野悦三氏)

本業: クラウングループ 代表

今週の主な登録馬:
クラウンディバイダ(函館記念)
クラウンアイリス(バーデンバーデンC)
クラウンルシフェル(バーデンバーデンC)

担当者:馬主情報部 馬主O

「株式会社クラウン」は、以前、個人名義で所有馬を走らせていた矢野悦三オーナーが、2013年の6月から使っている法人名義につき、ここでは同社のことを「矢野オーナー」と表記します。
皆様もよくご存知の通り、矢野オーナーの本業は、埼玉県さいたま市の浦和区に本社を構え、各種建築物の設計などを行っている「クラウンコンサルタント株式会社」や、名古屋市の中区に本社を構え、下水道や道路の構造設計などを行っている「株式会社クラウンテック」といった複数の企業を擁する、「クラウングループ」の代表者です。
同グループは、1985年に矢野オーナーが「クラウンコンサルタント株式会社」を設立してから、先ほど名前を挙げた「株式会社クラウンテック」や、福岡県福岡市の早良区に拠点を構えている「株式会社クラウン建築設計」や、大分県の豊後高田市に拠点を構えている「株式会社クラウン」など、徐々に系列企業を増やしており、現在では、さいたま市、福岡市、大阪市、札幌市、仙台市の計5ヶ所に自社ビルを所有するほどに成長しております。
よって、その中心人物である矢野オーナーは、「大いに尊敬すべき優秀な経営者」と言えるでしょう。
JRA馬主としての矢野オーナーは、2010年から個人名義で馬を走らせておりましたが、2013年からは所有名義を、オーナーのご子息であり、JRAの馬主でもある矢野恭裕オーナーが代表取締役を務める「株式会社クラウン」としております。
なお、矢野悦三オーナーは、
「クラウン日高牧場」(北海道沙流郡日高町豊郷)
「クラウンマリノファーム」(北海道沙流郡日高町清畠)
「クラウングリーンヒル」(北海道沙流郡日高町旭町)
「クラウンファーム」(大分県国東市)
「クラウン美浦牧場」(千葉県富里市)
と、5つの牧場を所有しているオーナーブリーダーです。
また、「クラウン日高牧場」では、現在、サムライハートとフォーティナイナーズサンの種牡馬2頭を繋養しております。
これまでに50頭以上を所有しているオーナーは、過去4年間、
2014年→5勝・獲得賞金6114万円
2015年→7勝・獲得賞金8701万円
2016年→6勝・獲得賞金1億0779万円
2017年→6勝・獲得賞金1億2718万円
と、着実に獲得賞金を増やしておりますが、今年は、先週までで、「3勝・獲得賞金5358万円」という成績に留まっておりますので、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを勝って、もっとペースを上げたい」と考えている筈です。
そのような中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の函館記念にクラウンディバイダ、1着賞金2300万円(同1840万円)のバーデンバーデンCにクラウンアイリスとクラウンルシフェルを登録しておりますので、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。
また、ご子息の矢野恭裕オーナーは、クラウンロゼで2013年のフェアリーSを制しておりますが、矢野悦三オーナーは、まだ重賞を勝てておりませんので、函館記念のクラウンディバイダには、「初めての重賞勝ちを飾りたい」という思いも込められている筈です。

2018/07/09
「セレクトセール」に参加する筈ですから
久米田正明氏

本業: ロジフレックス株式会社 創業者

今週の主な登録馬:
ロジチャリス(函館記念)

担当者:馬主情報部 馬主S

皆様もよくご存知の通り、久米田正明オーナーは、山梨県笛吹市に本社を構えている、「ロジフレックス株式会社」の創業者です。
主に精密機器の輸送などを行っている同社は、東証1部上場企業の「横河電機株式会社」と、そのグループ企業の物流を行うため、1999年に設立されました。
そして現在は、取引先に、電気機器の業界最大手であるアメリカの「アジレント・テクノロジー株式会社」なども名前を連ねており、山梨県の本社以外にも、東京、神奈川、大阪に計4つの営業所を構え、近年は毎年のように20億円近くの売上高を記録しておりますので、「ロジフレックス株式会社」を創業した久米田オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
なお、久米田オーナーは、2007年にJRAの個人馬主資格を取得しており、馬主になった理由は、旧知の友人であるプロゴルファーの青木功さんから、「ダノン」の野田順弘(まさひろ)オーナーを紹介され、その際に「競馬が好きなら馬を持ちなさい」と勧められたからだそうです。
そして、2008年からJRAで馬を走らせ始めて、この年に早くも、ロジユニヴァースで札幌2歳SとラジオNIKKEI杯2歳Sを制していた上、翌年には同馬でダービーを制し、前年7月の馬主デビューから一年足らずでダービー馬のオーナーとなっておりました。
また、同年の久米田オーナーは、ロジユニヴァースの活躍により、「重賞2勝を含む8勝・獲得賞金2億8434万円」という素晴らしい成績を残しておりましたが、それ以降は、
2010年→6勝・獲得賞金1億0132万円
2011年→3勝・獲得賞金4397万円
2012年→7勝・獲得賞金8792万円
2013年→6勝・獲得賞金7837万円
2014年→3勝・獲得賞金6765万円
2015年→9勝・獲得賞金1億3105万円
2016年→6勝・獲得賞金1億4577万円
2017年→6勝・獲得賞金9126万円
という形で数字が伸び悩んでおりますので、今年のオーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈です。
実際、今年に入ってから先週までの成績は、「4勝・獲得賞金7558万円」と、昨年のペースを大きく上回っておりますが、久米田オーナーは、この結果に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
何故なら、久米田オーナーは、2007年から毎年欠かさず「セレクトセール」に参加しており、昨年も、7月10日(月)~11日(火)に行われた同セールで、計2頭を9288万円(税込)で落札しておりますので。
もちろん、オーナーは、昨年と同様に、今年の「セレクトセール」にも参加する筈ですから、現在は、「セール資金を確保しておきたい」と考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の函館記念にロジチャリスを登録しておりますので、私が久米田オーナーの立場であれば、この馬を預けている国枝先生に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示します。