「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2018/04/30
昨年の同時期を大きく上回っておりますが…
株式会社カナヤマホールディングス

本業: パチンコホールの経営など

今週の主な登録馬:
カシアス(NHKマイルC)
カツジ(NHKマイルC)
オールインワン(鞍馬S)
ペガーズ(二王子特別)

担当者:馬主情報部 馬主M

皆様もよくご存知の通り、福岡県福岡市の博多区に本社を構えている「株式会社カナヤマホールディングス」は、宮崎県と鹿児島県に於いて、パチンコホールを運営しております。
1986年、宮崎県の児湯(こゆ)郡高鍋町に「国際グランプリ高鍋店」(現在のOPUS高鍋店)をオープンした同社は、その後、
■1996年
宮崎県宮崎市に「ビックママ宮崎店」(現在の「OPUS宮崎店」)をオープン
■2001年
宮崎県都城市に「OPUS都城店」をオープン
■2007年
宮崎県延岡市に「OPUS延岡店」をオープン
鹿児島県肝属(きもつき)郡肝付町に「OPUS鹿屋店」をオープン
■2013年
宮崎県宮崎市に「OPUS小松台店」をオープン
■2017年
「OPUS都城店」を移転させ、「OPUS三股店」をオープン
といった形で店舗を増やしている上、「K-Kitchen」と「OPUS cafe」など、レストラン事業を手掛ける「株式会社カナヤマフーズ」や、託児施設の「きっずぷれいす」を運営している「株式会社Person」というグループ会社を擁しており、私が聞いた話によれば、現在、グループ全体の従業員数は250名近くとなっているそうですから、地域の雇用に大きく貢献している筈です。
馬主としての同社は、一昨年からJRAで馬を走らせ始めたばかりですが、現在、40頭以上を所有しており、初年度に早くも10勝を上げ、「1億1854万円」の賞金を獲得していた上、昨年は、カシアスを出走させた函館2歳Sで初の重賞勝利を飾り、グレイルを出走させた京都2歳Sも制するなど、「21勝・獲得賞金3億4844万円」という成績を残し、一昨年の数字を大きく上回っておりました。
そして、今年に入ってからもその勢いは続いており、カツジを出走させたニュージーランドTを制するなど、先週までに「10勝・獲得賞金1億8959万円」という成績を残し、昨年の同時期(4月まで)の「4勝・獲得賞金1億0117万円」を大きく上回っている状況です。
ただ、「カナヤマホールディングス」の関係者達は、この成績に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
何故なら、同社は、馬主歴が浅い割に、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、国内だけでなく海外の「競走馬セール」にも参加しており、私が確認したところ、
■国内
7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」→1頭を2484万円(税込)で落札
7月18日(火)の「HBAセレクションセール」→1頭を3240万円(税込)で落札
8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」→計7頭を8446万円(税込)で落札
10月2日(月)~4日(水)の「HBAオータムセール」→1頭を443万円(税込)で落札
■海外
3月14日(火)~15日(水)の「OBSマーチセール」→1頭を17万5千ドル(約2013万円)で落札
4月25日(火)~28日(金)の「OBSスプリングセール」→1頭を54万ドル(約5994万円)で落札
9月11日(月)~23日(土)の「キーンランド・セプテンバーセール」→1頭を25万ドル(約2750万円)で落札
11月7日(火)~18日(土)の「キーンランド・ノベンバー・ブリーディングストックセール」→1頭を21万ドル(約2373万円)で落札
と、計14頭を約2億7743万円で落札しておりましたので。
当然、昨年の状況を踏まえると、「カナヤマホールディングス」は、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在、同社の関係者は、「セールの資金を潤沢にするため、多くの賞金を稼ぎたい」と考えている筈です。
そして今週は、
1着賞金1億0500万円(馬主の取り分は8割の8400万円)のNHKマイルC→カシアスとカツジ
1着賞金2300万円(同1840万円)の鞍馬S→オールインワン
1着賞金1050万円(同840万円)の二王子特別→ぺガーズ
と、計4頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が「カナヤマホールディングス」の関係者でしたら、「ここで一気に稼ぎたい」と考え、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを指示するでしょう。
また、同社は、馬主としてのキャリアが浅いため、まだGIを勝てておりませんので、NHKマイルCに登録している2頭には、「初めてのGI勝ちを飾りたい」という思いも込められている筈です。

2018/04/30
獲得賞金が「完全に右肩下がり」となっておりますので
金子真人氏(馬主名義は金子真人ホールディングス株式会社)

本業: 株式会社図研 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
アンコールプリュ(NHKマイルC)
ユーキャンスマイル(京都新聞杯)
アイスバブル(プリンシパルS)
ハナレイムーン(湘南S・パールS)

担当者:馬主情報部 小栗範恭

金子真人(まこと)オーナーが、横浜市の都筑区に本社を構えている東証1部上場企業、「株式会社図研」の代表取締役社長を務めているのは、皆様もよくご存知のことでしょう。
同社は、1976年に金子オーナーが横浜市磯子区で設立した「株式会社図形処理研究所」が起源で、1985年に現在の社名となり、その後も着実に業績を伸ばし続け、1990年、現在の本社ビルと中央研究所ビルを完成させ、1994年には東証1部への上場を果たし、現在では、「プリント基板」と呼ばれる配線設計の支援システムに於いて、世界トップクラスのシェアを誇っており、世界各国で5000社ほどの企業に製品を提供しております。
そして現在の同社は、資本金が101億1700万円、従業員数が400名以上となっており、グループ企業は、国内に「図研テック株式会社」、「図研エルミック株式会社」、「図研ネットウエイブ株式会社」、「株式会社図研プリサイト」、「株式会社ダイバーシンク」などがあり、海外にも、「ZUKEN EAO(欧米に8か所)」、「ZUKEN KOREA Inc.」、「ZUKEN SINGAPORE Pte.Ltd.」、「ZUKEN TAIWAN Inc.」、「図研上海技術開発有限公司」など、合計で20社以上を有しており、連結子会社を含めた従業員数は、1200名近くに及んでいる筈です。
同社が現在も成長し続けているのは、業績を見れば一目瞭然で、「2017年3月期」の数字は、
売上高:221億9900万円
経常利益:15億7100万円
となっておりましたので、一代で「株式会社図研」を大企業に成長させた金子オーナーのことは、誰もが「経営者の鑑」と認めているのでしょう。
JRA馬主としての金子オーナーは、1999年のスプリンターズSと2001年の安田記念を制したブラックホークや、2001年のNHKマイルCとジャパンCダートを制したクロフネや、2004年のNHKマイルCとダービーを制したキングカメハメハや、2005年の牡馬三冠などGIを7勝したディープインパクトや、2008年のジャパンCダートを筆頭にGIを7勝したカネヒキリや、2010年の牝馬三冠を制したアパパネなどを所有し、現役馬を含めなくとも、素晴らしい実績を残しております。
また、私は、一口馬主クラブ・日信レースホース(後のセゾンRH・現在のライオンRH)の代表を務めた後、1989年にJRAの個人馬主資格を取得し、それから2011年の5月まで、20年以上に渡り馬主を続けておりましたので、金子オーナーとは、各競馬場の馬主席で数え切れないほど顔を合わせており、更に、行きつけの寿司屋が同じだったため、そこで顔を合わせたことも少なくありません。
そして、私が「東京馬主協会」の顧問を務めていた頃、相談役を務めていたのが金子オーナーだったため、こういった経緯から、私にとって金子オーナーは、「盟友の中の盟友」と言えます。
2015年の金子オーナーは、ラブリーデイで宝塚記念と天皇賞・秋などを制し、フルーキーでチャレンジCを制するなど、「60勝・獲得賞金19億8755万円」という、過去最高の成績を残しておりました。
しかし、一昨年と昨年は、
2016年→42勝・獲得賞金13億1663万円
2017年→50勝・獲得賞金10億7268万円
と記せば分かる通り、獲得賞金が「完全に右肩下がり」となっております。
このように獲得賞金が伸び悩んでいる要因の一つとしては、重賞レースの勝利数が、2015年は9勝を上げていたものの、2016年は4勝、昨年は2勝と、大きく減っていることが挙げられるでしょう。
また、今年はまだ重賞を勝てておらず、先週までの成績が「13勝・獲得賞金3億2291万円」というもので、昨年の同時期(4月まで)の「16勝・獲得賞金3億8831万円」を下回っておりますので、現在のオーナーは「賞金の高いレースを勝って必ず巻き返したい」という思いを抱いている筈です。
更に、金子オーナーは、「セレクトセール」で高額馬を落札する機会が非常に多く、7月10日(月)~11日(火)に行われた昨年の同セールでは、計11頭を総額6億5340万円(税込)で落札しておりました。
もちろん、昨年の状況を踏まえますと、今年の「セレクトセール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今の内から落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょう。
そのような中、金子オーナーは、今週、
1着賞金1億0500万円(馬主の取り分は8割の8400万円)のNHKマイルC→アンコールプリュ
1着賞金5400万円(同4320万円)の京都新聞杯→ユーキャンスマイル
1着賞金1900万円(同1520万円)のプリンシパルS→アイスバブル
1着賞金1820万円(同1456万円)の湘南S→ハナレイムーン(パールSにも登録)
と、計4頭を賞金の高い特別レースに登録しております。
そこで、私が金子オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示しますので、調教師情報部の皆様には、実際に厩舎がどう仕上げてくるのかなど、今後の動きを念入りに確認していただきたいところです。

2018/04/30
昨年の同時期とそれほど変わらない数字ですから
市川義美氏(馬主名義は市川義美ホールディングス株式会社)

本業: 株式会社バアゼル(屋号はバアゼル宝石) 代表

今週の主な登録馬:
ナイトオブナイツ(新潟大賞典)

担当者:馬主情報部 馬主N

市川オーナーの本業が、高級腕時計や宝石の販売を手掛けている、「バアゼル宝石」(大阪市中央区難波)の代表であるのは、皆様もよくご存知のことでしょう。
1963年に創業された「バアゼル宝石」は、現在、地下鉄御堂筋線の「難波駅」のすぐ近くにある「難波本店」と、大阪を代表する繁華街にある「心斎橋店」の2店舗を構えており、「ロレックス」、「フランクミュラー」、「パテックフィリップ」といった高級腕時計や、「ダイヤモンド」、「ルビー」、「サファイヤ」といった高級宝石などを取り扱っております。
また、市川オーナーと言えば、2011年の3月に発生した東日本大震災の後、すぐに500万円を義援金として寄付したエピソードや、2015年の9月に引退した元騎手の藤田伸二さんが、自身の結婚10周年を記念して、奥様にプレゼントする宝石(20万円相当)を市川オーナーの会社に注文した際、「いつも私の馬に乗ってくれるお礼ですから、お代は結構です」と言い、100万円相当の宝石をプレゼントしたエピソードが有名ですから、私は市川オーナーのことを、「非常に器の大きな人物」と見ており、きっと皆様も同じ意見の筈です。
なお、馬主としての市川オーナーは、確か1991年からJRAで馬を走らせ始めていて、これまでに300頭近くを所有しており、過去の代表的な存在としては、2008年のエルムSと2009年の根岸Sを制したフェラーリピサや、2010年の皐月賞と有馬記念、2011年のドバイワールドCなどを制したヴィクトワールピサや、2014年の京都記念とステイヤーズSなどを制したデスペラードといった名前が挙げられるでしょう。
2010年の市川オーナーは、ヴィクトワールピサが皐月賞と有馬記念を制するなど、これまでで最高となる「6億4284万円」の賞金を獲得し、2011年も、JRAだけで3億7412万円の賞金を獲得していた上、先述した通り、ヴィクトワールピサがドバイワールドCを制し、600万ドル(当時のレートで約4億8800万円)の賞金を獲得しておりました。
しかし、その後は、一度も2010年の獲得賞金を上回ることができず、昨年までの5年間も、
2013年→8勝・獲得賞金2億8232万円
2014年→10勝・獲得賞金2億2537万円
2015年→7勝・獲得賞金1億1301万円
2016年→16勝・獲得賞金2億1729万円
2017年→9勝・獲得賞金2億2951万円
と、物足りない数字に留まっておりますので、今年の市川オーナーは、「必ず巻き返したい」と強く願っている筈です。
ただ、今年に入ってからは、先週までに「7勝・獲得賞金9985万円」と、昨年の同時期(4月まで)の「5勝・獲得賞金9900万円」とそれほど変わらない数字ですから、現在のオーナーは、「賞金の高いレースを勝って、もっとペースを上げたい」と考えているのでしょう。
また、市川オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■「セレクトセール」→1頭を総額2376万円で落札
■「HBAセレクションセール」→1頭を総額972万円で落札
■「HBAサマーセール」→1頭を総額680万円で落札
という形で、計3頭に総額4028万円を投じておりました。
(金額は全て税込表記)
もちろん、これから行われる今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「潤沢な資金でセールに臨みたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の新潟大賞典にナイトオブナイツを登録しておりますので、私が市川オーナーであれば、同馬を預けている池添兼雄先生に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示するでしょう。
また、市川オーナーは、2014年のステイヤーズSをデスペラードで制してから、3年半近く重賞を勝てておりませんので、今回は、「久々に重賞を勝ちたい」という思いも込められている筈です。

2018/04/30
「カレンミロティックの分を他の馬で稼ぎたい」と考えて…
鈴木隆司氏

本業: 鈴木眼科クリニック(兵庫県神戸市灘区) 院長

今週の主な登録馬:
カレンラストショー(新潟大賞典)
カレンガリアード(わらび賞)

担当者:馬主情報部 馬主Y

皆様もよくご存知の通り、鈴木隆司オーナーの本業は、「JR六甲道駅」(兵庫県神戸市灘区)から徒歩3分ほどの場所にある、「鈴木眼科クリニック」の院長です。
このクリニックでは、「コンタクトレンズを装着するための検査」や、「結膜炎の治療」といった一般的な眼科診察だけではなく、「緑内障手術」や、レーザーで治療する「網膜光凝固術」や、日帰りの「白内障手術」も受けられる上、「木曜日を除く平日は午後7時まで」という利用しやすい診察時間となっておりますので、近隣の方にとっては「必要不可欠な存在」と言える筈であり、その院長を務めている鈴木オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
ちなみに鈴木オーナーは、幼い頃に騎手を目指していたものの、背が高くなり過ぎたため、その道を断念したそうです。
しかし、「競馬に関わりたい」との思いを捨て切れず、「馬主になる」と決意したそうで、その夢を、まず一口馬主として叶えていたものの、やはり「自分の馬が欲しい」という思いが次第に強まり、1998年にJRAの個人馬主資格を取得しております。
そして、実際にJRAで馬を走らせ始めたのは、確か2000年のことで、それから現在までに50頭近くを所有しており、過去の代表的な存在としては、2011年のスプリンターズSや2012年の高松宮記念など、重賞を5勝したカレンチャンと、2012年のNHKマイルCや毎日王冠など、同じく重賞を5勝したカレンブラックヒルが挙げられるでしょう。
現在の鈴木オーナーは、計16頭を所有しており、その中の代表的な存在としては、2013年の金鯱賞を制するなど、これまでに6勝を上げ、「3億6599万円」の賞金を獲得しているカレンミロティックが挙げられます。
2012年の鈴木オーナーは、カレンチャンやカレンブラックヒルなどの活躍により、「13勝・獲得賞金4億9116万円」という過去最高の成績を残しておりました。
ただ、それから昨年までは、
2013年→12勝・獲得賞金1億8975万円
2014年→9勝・獲得賞金2億2773万円
2015年→9勝・獲得賞金2億5166万円
2016年→7勝・獲得賞金1億8242万円
2017年→7勝・獲得賞金1億0892万円
と、5年続けて物足りない数字に留まっております。
そして、今年は先週までで「2勝・獲得賞金5142万円」という成績を残し、昨年のペースを上回っておりますが、鈴木オーナーは、先週までの結果に満足せず、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
と言いますのも、最近の鈴木オーナーにとっては、「稼ぎ頭」であったカレンミロティックが、昨日の天皇賞・春を最後に引退することが決まっておりますので、現在は、「この馬の分を他の馬で稼ぎたい」と考えている筈ですから。
そして今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割3280万円)の新潟大賞典にカレンラストショー、1着賞金1000万円(同800万円)のわらび賞にカレンガリアードと、賞金の高い特別レースに2頭を登録してきましたので、前者を預けている橋口慎介先生と、後者を預けている安田翔伍先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。
また、鈴木オーナーは、カレンブラックヒルで制した2015年の小倉大賞典から、3年以上も重賞を勝てておりませんので、新潟大賞典に登録しているカレンラストショーには、「久々に重賞を勝ちたい」という思いも込められている筈です。