「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2018/04/09
「セール資金を少しでも潤沢にしておきたい」と考えている筈ですから
ゴドルフィン

本業: 競走馬管理団体

今週の主な登録馬:
タワーオブロンドン(アーリントンC)
カリビアンゴールド(難波S)
エンパイアステート(利根川特別)


担当者:馬主情報部 馬主T

皆様もよくご存知の通り、「ゴドルフィン」は、「アラブ首長国連邦」の副大統領兼首相であるモハメド殿下が代表を務めている競走馬管理団体ですから、ここでは私も皆様と同じく、「ゴドルフィン」をモハメド殿下と表記致します。
「ドバイワールドC」の創設者として広く知られているモハメド殿下は、競走馬の生産と育成や、種牡馬の繋養を世界規模で行っている「ダーレー・グループ」の代表としても有名で、このグループは、イギリス・ニューマーケットの「ダルハムホールスタッド」を本部としており、以前から、アイルランドとアメリカとオーストラリアに牧場を所有していた上、2002年の6月には、グループの日本法人として、「ダーレー・ジャパン株式会社」を設立しました。
同社は、2004年の9月、日本での生産拠点として、日高の富川に「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」を設立し、2008年には、鵡川にあった西山牧場を買い取るなど、日本での生産規模を徐々に拡大しており、現在では、道内に7つの牧場を所有しております。
その上、「ダーレー・ジャパン株式会社」は、1990年から25年以上も日本の馬産に携わっている、「パカパカファーム」(2012年のダービー馬ディープブリランテなどを輩出)の創業者であるハリー・スウィーニィ氏を、2016年から代表取締役に迎え入れておりますので、「これまで以上に日本での活動に力を入れてきた」と見るべきでしょう。
なお、JRA馬主としてのモハメド殿下は、2009年の11月に個人馬主資格を取得し、2010年から実際に馬を走らせ始め、同年は、出走頭数が少なく3勝に終わったものの、翌年以降は順調に数字を伸ばしており、昨年までの5年間も、
2013年→51勝・獲得賞金9億1283万円
2014年→64勝・獲得賞金11億9248万円
2015年→73勝・獲得賞金12億6256万円
2016年→64勝・獲得賞金10億1414万円
2017年→71勝・獲得賞金13億4128万円
という成績を残しており、昨年の獲得賞金は過去最高の数字でした。
そして、今年に入ってからは、ファインニードルを出走させた高松宮記念で、JRA馬主として初めてのGI勝ちを飾るなど、先週までに、「23勝・獲得賞金4億4669万円」という成績を残し、昨年の同時期(4月2週目まで)の「21勝・獲得賞金3億5505万円」を上回っておりますが、モハメド殿下は、これまでの成績に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくるのでしょう。
何故なら、モハメド殿下は、所有頭数の多さを考えれば当然ですが、世界中の「競走馬セール」に於いて、「ゴドルフィン」やエージェントの名義で馬を落札する機会が非常に多く、今年も既に、私が確認しているだけで、
■1月10日(水)~16日(火)の「マジックミリオンズ・ゴールドコースト・イヤリングセール」(オーストラリア・ゴールドコースト)
計8頭を295万5000豪ドル(約2億6004万円)で落札
■2月10日(土)~13日(火)の「イングリス・クラシック・イヤリングセール」(オーストラリア・シドニー)
計6頭を90万豪ドル(約7650万円)で落札
■3月4日(日)~7日(水)の「イングリス・メルボルン・プレミア・イヤリングセール」(オーストラリア・メルボルン)
計2頭を61万豪ドル(約5063万円)で落札
と、計16頭を約3億8717万円で落札しておりますので。
もちろん、これまでの経緯を踏まえれば、これから行われる「競走馬セール」に於いても、多くの馬を落札する筈です。
こういった中、今週は、
1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のアーリントンC→タワーオブロンドン
1着賞金1820万円(同1456万円)の難波S→カリビアンゴールド
1着賞金1500万円(同1200万円)の利根川特別→エンパイアステート
と、賞金の高い特別レースに3頭を登録しておりますので、私がモハメド殿下であれば、「セール資金を少しでも潤沢にしておきたい」と考え、それぞれ預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。


2018/04/09
まだ5頭の出資を受け付けておりますので
シルクレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
インディチャンプ(アーリントンC)
ブライトエンブレム(春興S)
ザイディックメア(アンタレスS)
モンドインテロ(アンタレスS)
パドルウィール(福島民報杯)
カラル(飯盛山特別)


担当者:馬主情報部 小栗範恭

皆様もよくご存知の通り、「シルク」は、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の常務理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しております。
同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、1997年の有馬記念を勝ったシルクジャスティスや、2000年のオークスを勝ったシルクプリマドンナや、2004年の日経新春杯、京都記念などを勝ったシルクフェイマスといった名前が挙げられるでしょう。
「シルク」は、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた育成牧場・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、ここ数年で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。
そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。
もちろん、「勝利数」と「獲得賞金」にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、昨年までの5年間は、
2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(JRA馬主リーディング11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
2017年→101勝(重賞4勝)・獲得賞金18億5173万円(同4位)
と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっております。
そして、今年に入ってからもその勢いは持続しており、1月6日(土)~8日(月)に「3日連続の重賞勝ち」を飾り、アーモンドアイで桜花賞を制するなど、先週までに「31勝・獲得賞金7億7337万円」という成績を残し、「サンデーレーシング」に次ぐ「馬主リーディング2位」に付けておりますが、クラブの関係者は、この結果に決して満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくることでしょう。
何故なら、「シルク」は、65頭の「2017年度募集馬」(2016年産)について、昨年の7月19日(水)から出資を受け付けており、尚且つ、6頭の「追加募集馬」について、12月13日(水)から出資を受け付けておりますが、私が確認したところ、これらの合計71頭の内、満口となっているのは63頭で、募集中止となった3頭を除く残りの5頭は、まだ出資を受け付けておりますので。
そのため、現在、クラブの関係者達は、残りの5頭を少しでも早く満口にできるよう、「過去の募集馬を活躍させてクラブの知名度を高め、今後の出資者増加に繋げたい」と考えている筈であり、注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そのような中、今週、「シルクレーシング」は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のアーリントンCにインディチャンプ、1着賞金1820万円(同14560万円)の春興Sにブライトエンブレム、1着賞金3600万円(同2880万円)のアンタレスSにザイディックメアとモンドインテロなど、計6頭を特別レースに登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれの厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示している可能性が非常に高いと私は見ております。


2018/04/09
「今年は必ず巻き返したい」という思いを抱いている筈ですが…
株式会社ラッキーフィールド(代表:吉原毎文氏)

本業: 東京鉄鋼株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
エアアルマス(アーリントンC)

担当者:馬主情報部 馬主M

皆様もよくご存知の通り、「エア」の冠名を用いている、「株式会社ラッキーフィールド」の代表者は、栃木県小山市に本社を構えている、「東京鉄鋼株式会社」の代表取締役社長を務めている吉原毎文(つねぶみ)氏ですから、ここでは私も皆様と同じく、「株式会社ラッキーフィールド」を「吉原オーナー」と表記します。
1974年に東証1部上場を果たした「東京鉄鋼株式会社」は、吉原オーナーのお父様であり、JRA馬主としては、1977年のダービー馬ラッキールーラを所有していたことが有名な、故・貞敏氏が、1939年に創業しており、現在の建築業界に於いては、鉄筋に独自の加工を施してガス圧接を不要とし、大幅な工期の短縮や建築コストの削減を可能とした「ネジテツコン」を筆頭に、「鉄筋コンクリート用棒鋼」などで高いシェアを占めており、今では、連結子会社を含め700名以上の従業員を雇用しているのですから、同社のトップである吉原オーナーが、「優秀な経営者」であるのは言うまでもありません。
また、吉原オーナーは、貞敏氏の代に設立した公益財団法人「吉原育英会」の理事長を務めており、青森県内の学校への助成事業や、青森県出身の学生に対する奨学金事業を行うなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでおります。
なお、吉原オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、確か1986年頃で、それから現在までに200頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、1996年のオークスと1997年の天皇賞・秋などを制したエアグルーヴや、1999年の安田記念とマイルCSを制したエアジハードや、2000年の皐月賞と菊花賞を制したエアシャカールや、2005年の秋華賞を制したエアメサイアなどがおり、吉原オーナーは、これまでに7度もGIを制しております。
2000年の吉原オーナーは、エアシャカールなどの活躍により17勝を上げ、過去最高の「7億5041万円」という賞金を獲得しておりました。
しかし、その後は、一度も2000年の獲得賞金を超えられていない上、昨年までの5年間は、
2013年→19勝・獲得賞金3億5167万円
2014年→11勝・獲得賞金3億2504万円
2015年→8勝・獲得賞金2億7245万円
2016年→6勝・獲得賞金2億2669万円
2017年→8勝・獲得賞金2億7471万円
という成績に留まっておりますので、今年の吉原オーナーは、「必ず巻き返したい」という思いを抱いている筈です。
しかし、今年に入ってから先週までは、「2勝・獲得賞金3418万円」という成績で、過去5年のペースを下回っておりますので、吉原オーナーは現状に危機感を強く抱いているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のアーリントンCにエアアルマスを登録しておりますので、同馬を管理している池添学先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。


2018/04/09
危機感を強く抱いている筈ですから
株式会社ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
エポカドーロ(皐月賞)
ルペールノエル(中山グランドジャンプ)
キセキノケイフ(陽春S)
サブライムカイザー(鹿野山特別・奥の細道特別)
アンヴェルス(医王寺特別)
フェールデュビアン(雪うさぎ賞)


担当者:馬主情報部 馬主S

皆様もよくご存知の通り、1986年、多数の生産牧場が株主となって設立した「ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン」は、「ユニオンオーナーズクラブ」の名前で出資者を募集している一口馬主クラブで、その親会社は、「アロースタッド」の運営や、繁殖馬セールの主催などを手掛けている「株式会社ジェイエス」です。
また、「ユニオン」の設立に関わった牧場の中には、サンドピアリスやヤマカツエースでお馴染みの「岡田牧場」や、スズカマンボやラブミーチャンやカデナでお馴染みの「グランド牧場」や、イシノサンデーやディーマジェスティでお馴染みの「服部牧場」や、サクラチヨノオーやサクラローレルでお馴染みの「谷岡牧場」など、「日高の名門」が多く名を連ねているのも、皆様はよくご存知のことでしょう。
なお、愛馬会法人である「株式会社ユニオンオーナーズクラブ」の代表取締役を務めている藤原悟郎氏は、サクラユタカオーやウイニングチケットやダンスディレクターなどを生産したことで広く知られている「藤原牧場」の代表取締役でもあり、更に、少し前までは「株式会社ジェイエス」の代表取締役も務めておりました。
「ユニオン」は、これまでにJRAで1200頭以上を走らせており、その中で、代表的な存在と言えば、1989年のエリザベス女王杯を制したサンドピアリスや、1993年の鳴尾記念を制したルーブルアクトや、2008年の福島記念を制したマンハッタンスカイや、2011年のフィリーズレビューを制したフレンチカクタスや、2015年のチャンピオンズCなど、JRAと地方交流で重賞を6勝したサンビスタなどが挙げられるでしょう。
2015年の「ユニオン」は、サンビスタの活躍などにより、「30勝・獲得賞金6億2418万円」という成績を残しておりましたが、その後は、
2016年→22勝・獲得賞金4億0901万円
2017年→26勝・獲得賞金4億1921万円
という成績に留まっている上、今年に入ってから先週までの成績が、「5勝・獲得賞金1億0894万円」というもので、昨年の同時期(4月2週目まで)の「9勝・獲得賞金11391万円」と、それほど変わらない数字ですから、クラブの関係者達は、危機感を強く抱いている筈です。
また、この状況が影響しているのか、「ユニオン」は、計42頭の「2017年度募集馬」(現2歳世代)について、昨年の6月19日(月)から出資を受け付けておりますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは9頭で、残りの33頭は現在も出資を受け付けております。
したがって、現在はクラブの関係者全員が、「もっとペースを上げられるよう、賞金の高い特別レースを勝ちたい」、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与えたい」と考えている筈です。
そのような中、今週、「ユニオン」は、
1着賞金1億1000万円(馬主の取り分は8割の8800万円)の皐月賞→エポカドーロ
1着賞金6600万円(同5280万円)の中山グランドジャンプ→ルペールノエル
1着賞金1820万円(同1456万円)の陽春S→キセキノケイフ
1着賞金1500万円(同1200万円)の鹿野山特別→サブライムカイザー(奥の細道特別にも登録)
1着賞金1050万円(同840万円)の医王寺特別→アンヴェルス
1着賞金1000万円(同800万円)の雪うさぎ賞→フェールデュビアン
と、計6頭を特別レースに登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれの厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示している可能性が非常に高いと私は見ております。
また、「ユニオン」は、サンビスタで2015年のチャンピオンズCを制してから、「JRAの重賞で30連敗中」となっておりますので、皐月賞のエポカドーロと、中山グランドジャンプのルペールノエルには、「重賞の連敗を止めたい」という思いも込められている筈です。