「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2018/02/26
セレクトセールが終了してから5億円を獲得しておりますが…
金子真人氏(馬主名義は金子真人ホールディングス株式会社)

本業: 株式会社図研 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ワグネリアン(弥生賞)
チャロネグロ(潮来特別)
クリアザトラック(武庫川S)
パンコミード(アルメリア賞)


担当者:馬主情報部 小栗範恭

金子真人(まこと)オーナーが、横浜市の都筑区に本社を構えている東証1部上場企業、「株式会社図研」の代表取締役社長を務めているのは、皆様もよくご存知のことでしょう。
同社は、1976年に金子オーナーが横浜市磯子区で設立した「株式会社図形処理研究所」が起源で、1985年に現在の社名となり、その後も着実に業績を伸ばし続け、1990年、現在の本社ビルと中央研究所ビルを完成させ、1994年には東証1部への上場を果たし、現在では、「プリント基板」と呼ばれる配線設計の支援システムに於いて、世界トップクラスのシェアを誇っており、世界各国で5000社ほどの企業に製品を提供しております。
そして現在の同社は、資本金が101億1700万円、従業員数が400名以上となっており、グループ企業は、国内に「図研テック株式会社」、「図研エルミック株式会社」、「図研ネットウエイブ株式会社」、「株式会社図研プリサイト」、「株式会社ダイバーシンク」などがあり、海外にも、「ZUKEN EAO(欧米に8か所)」、「ZUKEN KOREA Inc.」、「ZUKEN SINGAPORE Pte.Ltd.」、「ZUKEN TAIWAN Inc.」、「図研上海技術開発有限公司」など、合計で20社以上を有しており、連結子会社を含めた従業員数は、1200名近くに及んでいる筈です。
同社が現在も成長し続けているのは、業績を見れば一目瞭然で、「2017年3月期」の数字は、
売上高:221億9900万円
経常利益:15億7100万円
となっておりましたので、一代で「株式会社図研」を大企業に成長させた金子オーナーのことは、誰もが「経営者の鑑」と認めているのでしょう。
JRA馬主としての金子オーナーは、1999年のスプリンターズSと2001年の安田記念を制したブラックホークや、2001年のNHKマイルCとジャパンCダートを制したクロフネや、2004年のNHKマイルCとダービーを制したキングカメハメハや、2005年の牡馬三冠などGIを7勝したディープインパクトや、2008年のジャパンCダートを筆頭にGIを7勝したカネヒキリや、2010年の牝馬三冠を制したアパパネなどを所有し、現役馬を含めなくとも、素晴らしい実績を残しております。
また、私は、一口馬主クラブ・日信レースホース(後のセゾンRH・現在のライオンRH)の代表を務めた後、1989年にJRAの個人馬主資格を取得し、それから2011年の5月まで、20年以上に渡り馬主を続けておりましたので、金子オーナーとは、各競馬場の馬主席で数え切れないほど顔を合わせており、更に、行きつけの寿司屋が同じだったため、そこで顔を合わせたことも少なくありません。
そして、私が「東京馬主協会」の顧問を務めていた頃、相談役を務めていたのが金子オーナーだったため、こういった経緯から、私にとって金子オーナーは、「盟友の中の盟友」と言えます。
2015年の金子オーナーは、ラブリーデイで宝塚記念と天皇賞・秋などを制し、フルーキーでチャレンジCを制するなど、「60勝・獲得賞金19億8755万円」という、過去最高の成績を残しておりました。
しかし、一昨年と昨年は、
2016年→42勝・獲得賞金13億1663万円
2017年→50勝・獲得賞金10億7268万円
と記せば分かる通り、獲得賞金が「完全に右肩下がり」となっております。
このように獲得賞金が伸び悩んでいる要因の一つとしては、重賞レースの勝利数が、2015年は9勝を上げていたものの、2016年は4勝、昨年は2勝と、大きく減っていることが挙げられるでしょう。
また、金子オーナーは、「セレクトセール」で高額馬を落札する機会が非常に多く、7月10日(月)~11日(火)に行われた昨年の同セールでは、計11頭を総額6億5340万円(税込)で落札しておりました。
しかし、「セレクトセール」が終了してから先週までの獲得賞金は「6億3275万円」に留まっており、この内、「馬主の取り分」は8割の「5億0620万円」ですから、まだ「1億4720万円」を回収できておりません。
そのような中、金子オーナーは今週、
1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)の弥生賞→ワグネリアン
1着賞金1500万円(同1200万円)の潮来特別→チャロネグロ
1着賞金1820万円(同1456万円)の武庫川S→クリアザトラック
1着賞金1000万円(同800万円)のアルメリア賞→パンコミード
と、計4頭を賞金の高い特別レースに登録しております。
そこで、私が金子オーナーであれば、「早急に巻き返しを図りたい」、「落札資金の回収ペースを早めたい」と考え、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示しますので、調教師情報部の皆様には、実際に厩舎がどう仕上げてくるのかなど、今後の動きを念入りに確認していただきたいところです。


2018/02/26
馬主リーディングで3位に付けておりますが…
シルクレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
オブセッション(弥生賞)
バラダガール(潮来特別)
サラキア(チューリップ賞)
アストラエンブレム(大阪城S)
トリコロールブルー(大阪城S)
フェイマスエンド(大阪城S)
パドルウィール(総武S)
ヒーズインラブ(武庫川S)
ポールヴァンドル(スピカS)
ディグニファイド(早鞆特別)
ピッツィカート(呼子特別)
ブライトクォーツ(呼子特別)


担当者:馬主情報部 馬主S

皆様もよくご存知の通り、「シルク」は、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の常務理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しております。
同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、1997年の有馬記念を勝ったシルクジャスティスや、2000年のオークスを勝ったシルクプリマドンナや、2004年の日経新春杯、京都記念などを勝ったシルクフェイマスといった名前が挙げられるでしょう。
「シルク」は、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた育成牧場・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、ここ数年で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。
そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。
もちろん、「勝利数」と「獲得賞金」にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、一昨年までの5年間は、
2012年→40勝(重賞3勝)・獲得賞金7億9932万円(JRA馬主リーディング9位)
2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(同11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっております。
そして昨年は、グレンツェントが東海Sを、ゼーヴィントが七夕賞を制するなど、「重賞4勝を含む101勝・獲得賞金18億5173万円」(馬主リーディング4位)という過去最高の成績を残している上、今年に入ってからもその勢いは持続しており、1月6日(土)~8日(月)に「3日連続の重賞勝ち」を飾るなど、先週までに「18勝・獲得賞金3億8582万円」という成績を残し、「サンデーレーシング」、「キャロットファーム」に次ぐ、「馬主リーディング3位」に付けておりますが、クラブの関係者は、この結果に決して満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくることでしょう。
何故なら、「シルク」は、65頭の「2017年度募集馬」(2016年産)について、昨年の7月19日(水)から出資を受け付けており、尚且つ、6頭の「追加募集馬」について、12月13日(水)から出資を受け付けておりますが、私が確認したところ、これらの合計71頭の内、満口となっているのは60頭で、募集中止となった3頭を除く残りの8頭は、まだ出資を受け付けておりますので。
そのため、クラブの関係者達は、残りの8頭を少しでも早く満口にできるよう、「過去の募集馬を活躍させてクラブの知名度を高め、今後の出資者増加に繋げたい」と考えている筈であり、注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そのような中、今週、「シルクレーシング」は、
1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)の弥生賞→オブセッション
1着賞金1500万円(同1200万円)の潮来特別→バラダガール
1着賞金5200万円(同4160万円)のチューリップ賞→サラキア
など、計12頭を特別レースに登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれの厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示している可能性が非常に高いと私は見ております。


2018/02/26
今年も多くの「競走馬セール」に参加する筈ですから
前田幸治氏

本業: アイテック株式会社 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ジャンダルム(弥生賞)
スカーレットカラー(チューリップ賞)
アングライフェン(大阪城S・総武S)
ラバニーユ(播磨S)
マナローラ(千里山特別・太宰府特別)
ワンスインアライフ(千里山特別)
メリオラ(唐戸特別)

※ノースヒルズの所有馬
グレイトチャーター(オーシャンS)
イェドプリオル(早鞆特別)
ブライトムーン(太宰府特別)


担当者:馬主情報部 馬主N

皆様もよくご存知の通り、前田幸治オーナーの本業は、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理や、高速道路の管理・管制、保守点検などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長です。
1977年に設立された同社は、上下水道設備の運転管理や、高速道路の巡回パトロールや管制室の運用・保守といった道路管理や、ゴミ焼却施設の運転維持管理といった、生活インフラに関わる専門技術業務を非常に多く官公庁から受託しており、私が確認したところ、「2017年3月期」の売上高は「150億円」という、素晴らしい数字となっておりました。
そして現在は、本社の他にも、東京都千代田区内幸町の「東京支店」や、愛知県名古屋市西区の「名古屋支店」や、宮城県仙台市の「東北支店」など、全国各地に26の支店を構えており、2000名を超える従業員を擁しているのですから、同社のトップである前田オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言えるでしょう。
また、前田オーナーは、新冠にある生産牧場「ノースヒルズマネジメント」の代表も務めており、同牧場は敷地面積が120ヘクタール(120万平方メートルで、東京ドーム25個分以上)もあり、800mの坂路コースなどを有している上、同牧場の関連施設として、本格的な育成を行える「大山ヒルズ」(鳥取県西伯郡伯耆町)も運営しております。
更に今年は、「大山ヒルズ」の近郊に、「アイテック株式会社」の社員研修所であり保養所でもある「悠翠郷」(ゆうすいのさと)を開設し、5月15日(月)に催された完成披露会には、武豊騎手、福永祐一騎手、ミルコ・デムーロ騎手、クリストフ・ルメール騎手など、多くの競馬関係者も参加しておりました。
なお、馬主としての前田オーナーは、確か1996年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2010年と2011年のジャパンCダートを連覇するなど、GIを4勝したトランセンドや、2011年の宝塚記念を制したアーネストリーや、2012年の天皇賞・春を制したビートブラックなどが挙げられ、現役の代表的な存在としては、一昨年のJBCクラシックを制しているアウォーディーなどが挙げられるでしょう。
2011年のオーナーは、アーネストリーが宝塚記念とオールカマーを制し、トランセンドがフェブラリーSとジャパンCダートを制するなど、「42勝・獲得賞金13億3806万円」という過去最高の成績を残しておりました。
ただ、昨年までの3年間は、
2015年→27勝・獲得賞金6億5860万円
2016年→23勝・獲得賞金5億1516万円
2017年→18勝・獲得賞金6億0804万円
と書けば分かる通り、2011年を大きく下回っております。
そのため、今年の前田オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈であり、実際、今年に入ってからは、クリンチャーで京都記念を制するなど、先週までに「6勝・獲得賞金1億5411万円」という成績を残し、昨年の同時期(2月まで)の「2勝・獲得賞金5122万円」を大幅に上回っておりますが、オーナーは、先週までの結果に満足せず、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
と言うのも、前田オーナーは、「ノースヒルズ」の生産馬だけで十分な頭数を確保できるにも関わらず、毎年のように、自身の名義と「ノースヒルズ」の名義で、国内外の「競走馬セール」に参加しており、昨年も、私が確認したところ、
■国内
「セレクトセール」→2頭を8100万円(税込)で落札
「HBAセレクションセール」→2頭を5184万円(税込)で落札
「HBAサマーセール」→5頭を5292万円(税込)で落札
「HBAオータムセール」→2頭を1156万円(税込)で落札
■海外
「アルカナ・イヤリングセール」→1頭を65万ユーロ(約8334万円)で落札
「キーンランド・セプテンバーセール」→3頭を152万5000ドル(約1億6622万5000円)で落札
と、計15頭を約4億4688万5000円で落札しておりますので。
もちろん、昨年と同様に、今年も多くの「競走馬セール」に参加する筈ですから、現在は、「セール資金を早い内から稼いでおきたい」とも考えているのでしょう。
そのような中、今週は、
※前田幸治オーナーの所有馬
1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)の弥生賞→ジャンダルム
1着賞金5200万円(同4160万円)のチューリップ賞→スカーレットカラー
※ノースヒルズの所有馬
1着賞金4100万円(同3280万円)のオーシャンS→グレイトチャーター
など、賞金の高い特別レースに計10頭を登録しておりますので、「揃って勝負懸かり」と私は見ております。


2018/02/26
昨年の同時期を上回っておりますが…
吉岡實(みのる)氏

本業: マルヨシ物産株式会社 代表取締役

今週の主な登録馬:
レーヌミノル(オーシャンS)
ロバストミノル(早鞆特別)


担当者:馬主情報部 馬主O

皆様もよくご存知の通り、吉岡實(みのる)オーナーは、広島県福山市に拠点を構え、主に海運関連の業務を手掛けている、「マルヨシ物産株式会社」の代表取締役を務めております。
同社の主な実績としては、「中国電力株式会社」が、火力発電所に於いて発生する石炭灰の海上輸送を効率的に行うため、2002年に就航させた専用船、「ツーナス」の運行管理を担当していたことが挙げられ、私が聞いた話によれば、同船の就航により、年間で約1億円の輸送コスト削減が実現したとのことです。
また、吉岡オーナーは、「全国内航船輸送海運組合」の副会長を務めていたことや、2010年に「黄綬褒章」(おうじゅほうしょう)を受章した経歴などから、多くの方が「海運業界の重要人物」と認めているのでしょう。
なお、馬主としての吉岡オーナーは、確か2007年から馬を走らせ始めて、現在までに60頭近くを所有しており、一昨年までの5年間は、
2012年→2勝・獲得賞金2085万円
2013年→3勝・獲得賞金3046万円
2014年→6勝・獲得賞金8326万円
2015年→4勝・獲得賞金1億1893万円
2016年→16勝・獲得賞金2億9110万円
という形で順調に獲得賞金を伸ばしておりました。
そして、昨年は更に勢いが増し、レーヌミノルを出走させた桜花賞で、初めてのGI勝ちを飾るなど、12勝を上げ、過去最高となる「4億0019万円」の賞金を獲得しておりますので、オーナーはとても喜んだことでしょう。
また、今年に入ってからは、エテルナミノルで愛知杯を制するなど、先週までに「2勝・獲得賞金6476万円」という成績を残し、昨年の同時期(2月まで)の「2勝・獲得賞金3569万円」を上回っておりますが、吉岡オーナーは、これまでの成績に満足することなく、これからも貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
何故なら、吉岡オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年も、
7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」→1頭を3780万円で落札
7月18日(水)の「HBAセレクションセール」→1頭を1944万円で落札
と、計2頭を総額5724万円で落札しており、今年の「競走馬セール」でも何頭かを落札する筈ですから。
(落札金額は全て税込)
このような中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)のオーシャンSにレーヌミノルと、1着賞金1500万円(同1200万円)の早鞆特別にロバストミノルを、賞金の高い特別レースに登録してきましたので、私が吉岡オーナーの立場であれば、「セール資金を今の内から稼いでおきたい」と考え、2頭を預けている本田先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出すでしょう。
したがって、調教師情報部の皆様には、最終追い切りの内容など、今後の動きを念入りに確認していただきたいと考えております。