「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2017/12/25
「絶対に勝ちたいレース」と位置付けているのでしょう
大野照旺(てるお)氏

本業: 大野開發株式会社 取締役会長

今週の主な登録馬:
トライン(ホープルフルS)

担当者:馬主情報部 馬主M

ご存知の方もいると思いますが、大野照旺(てるお)オーナーの本業は、愛媛県松山市に本社を構え、廃棄物処理業や、土木・解体業などを手掛けている、「オオノ開發株式会社」の取締役会長です。
同社は、1966年に大野オーナーが設立した「大野開発」が起源で、1980年に、現在の社名(資本金500万円)となり、その後も、
1982年→安定型埋立処分場を稼働
1984年→資本金を2000万円に増資
1985年→管理型埋立処分場を稼働
1988年→廃棄物焼却施設を稼働
1992年→資本金を7000万円に増資
2002年→浸出水高度処理施設を稼働
2009年→環境科学研究センターを設立
2011年→複合処理施設を稼動
といった形で、順調に事業規模を拡大しております。
そして現在では、
「株式会社トーヨー砕石」→砕石・砕砂の製造及び販売を手掛ける
「株式会社日景生コン」→生コンクリート製造及び販売を手掛ける
「株式会社千照運輸」→産業廃棄物収集・重機車輌運搬などを手掛ける
「株式会社マテラ」→スキンケア化粧品・マテラ鉱物飼料製造販売などを手掛ける
というグループ会社を擁している上、その他にも、「たかのこのホテル」や、温泉施設・「たかのこの湯」、「媛彦温泉」や、自然公園型ドライブイン・「マテラの森」などの運営を行っており、私が聞いた話によれば、現在、グループ全体の従業員数は450名を超えているそうですから、一代で同社を大きく成長させた大野オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言えるでしょう。
馬主としての大野オーナーは、一昨年からJRAで馬を走らせ始め、同年は、「0勝・獲得賞金2507万円」、昨年は「2勝・獲得賞金2183万円」という成績を残し、今年に入ってからは、先週までに「2勝・獲得賞金2820万円」と、過去2年の獲得賞金を上回っておりますが、オーナーは、これまでの成績に満足することなく、12月28日(木)のホープフルSを全力で勝ちにくると私は見ております。
何故なら、大野オーナーは、馬主歴が浅いこともあって、まだ重賞を勝てておりませんが、トラインを登録しているホープフルSを勝てば、初めての重賞勝ちをGIで飾れる上、1着賞金7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)を得ることができるのですから。
そのため、私がオーナーでしたら、この1戦を、「絶対に勝ちたいレース」と位置付けて、この馬を預けている浜田先生に、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示する筈です。


2017/12/25
残りの14頭を満口にするために
シルクレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
ルーカス(ホープフルS)
リゾネーター(ベテルギウスS)
クライムメジャー(ファイナルS)
スペシャルギフト(ファイナルS)

担当者:馬主情報部 馬主S

皆様もよくご存知の通り、一口馬主クラブの「シルクレーシング」は、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の常務理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しております。
同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、1997年の有馬記念を勝ったシルクジャスティスや、2000年のオークスを勝ったシルクプリマドンナや、2004年の日経新春杯、京都記念などを勝ったシルクフェイマスなどが挙げられるでしょう。
「シルクレーシング」は、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた育成牧場・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、ここ数年で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。
そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。
もちろん、「勝利数」と「獲得賞金」にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、昨年までの5年間は、
2012年→40勝(重賞3勝)・獲得賞金7億9932万円(JRA馬主リーディング9位)
2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(同11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっております。
そして、今年に入ってからの同クラブは、先週までに、グレンツェントが東海Sを、ゼーヴィントが七夕賞を制するなど、「重賞4勝を含む100勝・獲得賞金18億3253万円」(馬主リーディング4位)と、過去最高の成績を残しておりますが、クラブの関係者は、この結果に決して満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくるでしょう。
何故なら、「シルク」は、モーリスの全妹にあたる「メジロフランシスの2016」(父スクリーンヒーロー)や、ゼーヴィントの全弟にあたる「シルキーラグーンの2016」(父ディープインパクト)や、ショウナンパンドラの全妹にあたる「キューティーゴールドの2016」(父ディープインパクト)など、計65頭の「2017年度募集馬」(現1歳世代)について、7月19日(水)から出資受け付けを開始し、計6頭の「追加募集馬」について、12月13日(水)から出資受け付けを開始しておりますが、私が確認したところ、これらの内、満口となっているのは54頭で、募集中止となった3頭を除く残りの14頭は、まだ出資を受け付けておりますので。
そのため、現在は同クラブの関係者全員が、「過去の募集馬を賞金の高い特別レースで活躍させ、残りの14頭を早く満口にしたい」と考えている筈です。
そして、12月28日(木)の特別レースに、「シルク」は、
1着賞金7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)のホープフルS→ルーカス
1着賞金2200万円(同1760万円)のベテルギウスS→リゾネーター
1着賞金1820万円(同1456万円)のファイナルS→クライムメジャーとスペシャルギフト
と、計4頭を登録しておりますので、それぞれの馬を管理している厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。

2017/12/25
来年を見据えて手を打ってきたのでしょう
前田幸治氏

本業: アイテック株式会社 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ジャンダルム(ホープフルS)
シャリオヴァルト(ヤングJSFR中山1)

※ノースヒルズの所有馬
デグニティクローズ(ヤングJSFR中山2)

担当者:馬主情報部 馬主N

皆様もよくご存知の通り、前田幸治オーナーの本業は、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理や、高速道路の管理・管制、保守点検などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長です。
1977年に設立された同社は、上下水道設備の運転管理や、高速道路の巡回パトロールや管制室の運用・保守といった道路管理や、ゴミ焼却施設の運転維持管理といった、生活インフラに関わる専門技術業務を非常に多く官公庁から受託しており、私が確認したところ、「2017年3月期」の売上高は「150億円」という、素晴らしい数字となっておりました。
そして現在は、本社の他にも、東京都千代田区内幸町の「東京支店」や、愛知県名古屋市西区の「名古屋支店」や、宮城県仙台市の「東北支店」など、全国各地に26の支店を構えており、2000名を超える従業員を擁しているのですから、同社のトップである前田オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言えるでしょう。
また、前田オーナーは、新冠にある生産牧場「ノースヒルズマネジメント」の代表も務めており、同牧場は敷地面積が120ヘクタール(120万平方メートルで、東京ドーム25個分以上)もあり、800mの坂路コースなどを有している上、同牧場の関連施設として、本格的な育成を行える「大山ヒルズ」(鳥取県西伯郡伯耆町)も運営しております。
更に今年は、「大山ヒルズ」の近郊に、「アイテック株式会社」の社員研修所であり保養所でもある「悠翠郷」(ゆうすいのさと)を開設しており、5月15日(月)に行われたその完成披露会には、武豊騎手、福永祐一騎手、ミルコ・デムーロ騎手、クリストフ・ルメール騎手など、多くの競馬関係者も参加しておりました。
なお、馬主としての前田オーナーは、確か1996年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2010年と2011年のジャパンCダートを連覇するなど、GIを4勝したトランセンドが挙げられ、現役の代表的な存在としては、2014年のダービーを制しているワンアンドオンリー(現在はノースヒルズの名義)や、昨年のJBCクラシックを制しているアウォーディーなどが挙げられ、2011年の前田オーナーは、宝塚記念を制したアーネストリーと、先ほど名前を挙げたトランセンドの活躍などにより、「42勝・獲得賞金13億3806万円」という過去最高の成績を残しております。
ただ、昨年までの2年間は、
2015年→27勝・獲得賞金6億5860万円
2016年→23勝・獲得賞金5億1516万円
と書けば分かる通り、2011年を大きく下回っておりますので、今年の前田オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えているのでしょう。
そして、今年に入ってからは、カデナで弥生賞を、アップトゥデイトで阪神ジャンプSを、ジャンダルムでデイリー杯2歳Sを制するなど、先週までに「18勝」を上げて、「5億7970万円」を獲得して、昨年の賞金を上回っておりますが、一昨年の数字を超えるためには、あと「7890万円」を稼がなければなりませんし、2011年の獲得賞金と比べると、半分以下に留まっておりますので、現在の前田オーナーは、「賞金の高い特別レースを勝って一気に稼ぎたい」と願っている筈です。
また、前田オーナーは、「ノースヒルズ」の生産馬だけで十分な頭数を確保できるにも関わらず、毎年のように、自身の名義と「ノースヒルズ」の名義で、国内外の「競走馬セール」に参加しており、今年も、私が確認したところ、現在までに、
■国内
「セレクトセール」→2頭を8100万円(税込)で落札
「HBAセレクションセール」→2頭を5184万円(税込)で落札
「HBAサマーセール」→5頭を5292万円(税込)で落札
「HBAオータムセール」→2頭を1156万円(税込)で落札
■海外
「アルカナ・イヤリングセール」→1頭を65万ユーロ(約8334万円)で落札
「キーンランド・セプテンバーセール」→3頭を152万5000ドル(約1億6622万5000円)で落札
と、計15頭を約4億4688万5000円で落札しております。
もちろん、今年と同様に、来年も多くの「競走馬セール」に参加する筈ですから、私が前田オーナーでしたら、「来年のセール資金を今の内に稼いでおきたい」と考えるでしょう。
そのような中、12月28日(木)は、
※前田幸治オーナーの所有馬
1着賞金7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)のホープフルS→ジャンダルム
1着賞金1050万円(同840万円)のヤングJSFR中山1→シャリオヴァルト
※ノースヒルズの所有馬
1着賞金1500万円(同1200万円)のヤングJSFR中山2→デグニティクローズ
と、賞金の高い特別レースに計3頭を登録しておりますので、「揃って勝負懸かり」と私は見ております。

2017/12/25
今年中にセール資金の回収を終えたい筈ですから
河合純二氏

本業: リベレステ株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ジュンヴァルロ(ホープフルS)

担当者:馬主情報部 馬主Y

皆様もよくご存知の通り、河合純二オーナーの本業は、「東武伊勢崎線・新田駅」(埼玉県草加市)のすぐ近くに自社ビルを構え、主に不動産事業と総合建設事業を手掛けている、「リベレステ株式会社」の代表取締役社長です。
同社は、1970年、当時21歳だった河合オーナーが個人事業として立ち上げた「河合組」が起源でして、当初は型枠工事のみを請け負っていたようですが、1977年には、年商が1億円を超えるまでに成長しており、1979年には、社名を「有限会社河合工務店」(資本金300万円)として法人化しております。
その後の同社は、
1981年→総合建設部門を開設
1983年→資本金を1000万円に増資し、「株式会社河合工務店」に組織変更
1984年→宅地建物取引業の免許を取得
1986年→越谷市増森支店を開設
1991年→貸金業免許を取得
1992年→分譲マンション「ベルドゥムール」シリーズの販売を開始
1993年→分譲戸建住宅「ベルフルーブ」シリーズの販売を開始
1998年→各戸温泉付分譲マンション「ベルドゥムール越谷湯元温泉」を発売
1999年→現在の「リベレステ株式会社」へ社名変更
という形で順調に事業を拡大しながら、「型枠工事業」から「総合建築業」へと移行しており、2000年の12月には、「ジャスダック市場への上場」を果たしました。
更にその後も、2002年には、リゾート分譲マンション「ベルジューレ軽井沢」と、超高層分譲マンション「ベルドゥムールランドマーク秋田」の販売を開始し、2003年には「東京支店」を開設し、2006年には本社を現在の場所(埼玉県草加市)に移転させるなど、順調に規模を拡大し続けており、現在では、不動産業に加えて、福島県の耶麻郡猪苗代町にある「猫魔ホテル猪苗代ゴルフコース」の運営も行うなど、多岐に渡る事業を手掛け、2017年度5月期の売上高は「82億8900万円」という素晴らしい数字を残しているのですから、同社を一代で築き上げた創業者の河合オーナーが、「卓越した経営手腕を持つ優秀な人物」であるのは言うまでもありません。
馬主としての河合オーナーは、2014年からJRAで馬を走らせ始め、最初の年は出走頭数が少なかったため、「1勝・獲得賞金680万円」という結果に終わっておりましたが、一昨年は「5勝・獲得賞金7639万円」、昨年は「6勝・獲得賞金9551万円」と、順調に数字を伸ばしておりました。
そして、今年に入ってからも勢いは続いており、先週までに、昨年を上回る「10勝・獲得賞金1億5193万円」という成績を残しておりますが、オーナーは、この成績に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
何故なら、河合オーナーは、競走馬セールに参加する機会が多く、昨年は、計5頭を総額8931万円で落札していた上、今年も、
4月25日(火)の「JRAブリーズアップセール」→計3頭を総額1760万4000円で落札
7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」→3頭を5076万円で落札
7月18日(火)の「HBAセレクションセール」→1頭を2376万円で落札
と、計7頭を総額9212万4000円で落札しておりますが、「HBAセレクションセール」が終了してから先週までの獲得賞金は「8330万円」に留まっており、この内、「馬主の取り分」は8割の「6664万円」ですから、まだセールに投じた資金の7割程度しか回収できておりませんので。
(金額は全て税込表記)
そういった中、28日(木)に行われる、1着賞金7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)のホープフルSにジュンヴァルロを登録しておりますので、私が河合オーナーの立場であれば、「今年中にセール資金の回収を終えたい」と考え、同馬を預けている友道先生に対して、「渾身の勝負仕上げ」を指示している筈です。
また、河合オーナーは、馬主としてのキャリアが浅いため、まだ重賞を勝てておりませんので、ジュンヴァルロには、「初の重賞勝ちをGIで飾りたい」という思いも込めているのでしょう。