「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2017/08/14
決して「セーフティーリード」とは言えませんので…
サンデーレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
グランアルマダ(日本海S)
ツィンクルソード(北九州記念)
フォイヤーヴェルク(出雲崎特別・英彦山特別)
プライムセラー(出雲崎特別)
ゼニステレスコープ(富良野特別・石狩特別)
キラービューティ(小郡特別・村上特別)


担当者:馬主情報部 馬主T

一口馬主クラブ・「サンデーレーシング」の代表取締役を務めている吉田俊介氏が、「ノーザンファーム」の代表を務めている吉田勝己オーナーのご子息であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、以前から皆様もよくご存知のことでしょう。
吉田勝己オーナーが、1988年に「株式会社ダイナース愛馬会」として創設した同クラブに於いて、最近の代表的な存在としては、2011年の牡馬三冠を制した上、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念なども制したオルフェーヴルと、2012年の牝馬三冠を制し、2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念なども制したジェンティルドンナと、一昨年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテが挙げられます。
「サンデーレーシング」は、一昨年、ドゥラメンテの活躍に加えて、メジャーエンブレムで阪神ジュベナイルFを制するなど、「JRA馬主リーディング」に於いて、「106勝・獲得賞金28億3063万円」という成績を残し、1位の座に輝いておりました。
しかし昨年は、
1位:「キャロットファーム」→127勝・獲得賞金31億8985万円
2位:「サンデーレーシング」→131勝・獲得賞金28億2289万円
という形でトップの座を奪われておりましたので、今年は同クラブの関係者全員が、「必ず1位を奪還したい」と強く願っているのでしょう。
実際、今年に入ってから先週までの「馬主リーディング」は、
1位:「サンデーレーシング」→75勝・獲得賞金17億2664万円
2位:「キャロットファーム」→60勝・獲得賞金15億4801万円
3位:「シルクレーシング」→55勝・獲得賞金11億0777万円
と、記せば分かる通り、「サンデーレーシング」はトップの座に返り咲いております。
ただ、2位の「キャロットファーム」との差が、勝利数では「15」も上回っているものの、賞金は「1億7863万円」と、決して「セーフティーリード」とは言えませんので、今後も「サンデーレーシング」が攻勢を緩めることはない筈です。
また、同クラブは、5月11日(木)に、「ジェンティルドンナの2016」(牝・父キングカメハメハ)、「ブエナビスタの2016」(牝・父キングカメハメハ)など、計93頭の「2017年度募集馬」(現1歳世代)を発表した後、6月5月(月)にパンフレットを発送し、それから出資受け付けを開始しておりますが、私が確認したところ、これらの内、既に、90頭が満口となっており、残りは3頭という状況となっております。
これが他のクラブであれば「順調そのもの」と言えますが、最大手の「サンデーレーシング」の関係者達は、この状況に決して満足することなく、「過去の募集馬を活躍させてクラブの知名度を高め、残りの3頭を一刻も早く満口にしたい」と考えている筈です。
そして今週は、
1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)の日本海S→グランアルマダ
1着賞金3900万円(同3120万円)の北九州記念→ツィンクルソード
1着賞金1050万円(同840万円)の出雲崎特別→フォイヤーヴェルク(英彦山特別にも登録)とプライムセラー
1着賞金1050万円(同840万円)の富良野特別→ゼニステレスコープ(石狩特別にも登録)
1着賞金1050万円(同840万円)の小郡特別→キラービューティ(村上特別にも登録)
という形で計6頭を特別レースに登録しておりますので、私は、クラブの関係者達から、それぞれの厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示している可能性が非常に高いと私は見ております。


2017/08/14
「必ず巻き返したい」と考えている筈ですから
株式会社ラッキーフィールド(代表:吉原毎文氏)

本業: 東京鉄鋼株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
エアスピネル(札幌記念)

担当者:馬主情報部 馬主M

「エア」の冠名を用いている、「株式会社ラッキーフィールド」の代表者は、皆様もよくご存知の通り、栃木県小山市に本社を構えている、「東京鉄鋼株式会社」の代表取締役社長を務めている吉原毎文(つねぶみ)氏ですから、ここでは私も皆様と同じく、「株式会社ラッキーフィールド」を「吉原オーナー」と表記します。
1974年に東証1部上場を果たした「東京鉄鋼株式会社」は、吉原オーナーのお父様である故・貞敏氏が、1939年に創業しており、現在の建築業界に於いては、鉄筋に独自の加工を施してガス圧接を不要とし、大幅な工期の短縮や建築コストの削減を可能とした「ネジテツコン」を筆頭に、「鉄筋コンクリート用棒鋼」などで高いシェアを占めており、現在では、連結子会社を含め700名ほどの従業員を雇用しているのですから、同社のトップである吉原オーナーが、「優秀な経営者」であるのは言うまでもありません。
また、吉原オーナーは、貞敏氏の代に設立した公益財団法人「吉原育英会」の理事長を務め、青森県内の学校への助成事業や、青森県出身の学生に対する奨学金事業を行うなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでおります。
なお、吉原オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、確か1986年頃で、それから現在までに200頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、1996年のオークスと1997年の天皇賞・秋などを制したエアグルーヴや、2000年の皐月賞と菊花賞を制したエアシャカールや、1999年の安田記念とマイルCSを制したエアジハードや、2005年の秋華賞を制したエアメサイアなどがおり、吉原オーナーは、これまでに7度もGIを制しております。
また、2000年の吉原オーナーは、エアシャカールなどの活躍により17勝を上げ、過去最高の「7億5040万円」という賞金を獲得しておりました。
しかし、その後は、2000年の勝ち星を上回った年もあったものの、獲得賞金は一度も超えられていない上、昨年までの4年間は、
2013年→19勝・獲得賞金3億5166万円
2014年→11勝・獲得賞金3億2504万円
2015年→8勝・獲得賞金2億7245万円
2016年→6勝・獲得賞金2億2669万円
と記せば分かる通り、「右肩下がり」の状況が続いておりますので、今年の吉原オーナーは、「必ず巻き返したい」という思いを抱いている筈です。
しかし、今年に入ってから先週までは、エアスピネルで京都金杯を勝ったものの、「2勝・獲得賞金1億1766万円」という成績に留まっており、このままのペースであれば、昨年の数字にも届きませんので、吉原オーナーは現状に危機感を強く抱いているのでしょう。
したがって、1着賞金7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)の札幌記念にエアスピネルを登録してきましたので、吉原オーナーが、この馬を管理している笹田先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。


2017/08/14
2つの考えがある筈です
金子真人氏(馬主名義は金子真人ホールディングス株式会社)

本業: 株式会社図研 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ポポカテペトル(阿賀野川特別)
マウントロブソン(札幌記念)
マキャヴィティ(NST賞)
カラパナビーチ(戸畑特別)
イモータル(西部スポニチ賞)


担当者:馬主情報部 小栗範恭

金子真人(まこと)オーナーが、横浜市の都筑区に本社を構えている東証1部上場企業、「株式会社図研」の代表取締役社長を務めているのは、皆様もよくご存知のことでしょう。
同社は、1976年に金子オーナーが横浜市磯子区で設立した「株式会社図形処理研究所」が起源で、1985年に現在の社名となり、その後も着実に業績を伸ばし続け、1990年、現在の本社ビルと中央研究所ビルを完成させ、1994年には東証1部への上場を果たし、現在では、「プリント基板」と呼ばれる配線設計の支援システムに於いて、世界トップクラスのシェアを誇っており、世界各国で5000社ほどの企業に製品を提供しております。
そして現在の同社は、資本金が101億円以上、従業員数が450名近くとなっており、グループ企業は、国内に「図研エルミック株式会社」、「株式会社ジィーサス」、「図研ネットウエイブ株式会社」、「株式会社図研プリサイト」、「株式会社ダイバーシンク」などがあり、海外にも、「ZUKEN EAO(欧米に8か所)」、「ZUKEN KOREA Inc.」、「ZUKEN SINGAPORE Pte.Ltd.」、「ZUKEN TAIWAN Inc.」、「図研上海技術開発有限公司」など、合計で20社以上を有しており、連結子会社を含めた従業員数は、確か1600名を超えております。
同社が現在も成長し続けているのは、業績を見れば一目瞭然で、「2017年3月期」の数字は、
売上高:221億9900万円
経常利益:15億7100万円
となっておりましたので、一代で「株式会社図研」を大企業へと成長させた金子オーナーのことは、誰もが「経営者の鑑」と認めているのでしょう。
JRA馬主としての金子オーナーは、1999年のスプリンターズSと2001年の安田記念を制したブラックホークや、2001年のNHKマイルCとジャパンCダートを制したクロフネや、2004年のNHKマイルCとダービーを制したキングカメハメハや、2006年の牡馬三冠などGIを7勝したディープインパクトや、2008年のジャパンCダートを筆頭にGIを7勝したカネヒキリや、2010年の牝馬3冠を制したアパパネなどを所有し、現役馬を含めなくとも、素晴らしい実績を残しております。
また、私は、一口馬主クラブ・日信レースホース(後のセゾンRH・現在のライオンRH)の代表を務めた後、1989年にJRAの個人馬主資格を取得し、それから2011年の5月まで、20年以上に渡り馬主を続けておりましたので、金子オーナーとは、各競馬場の馬主席で数え切れないほど顔を合わせており、更に、行きつけの寿司屋が同じだったため、そこで顔を合わせたことも少なくありません。
そして、私が「東京馬主協会」の顧問を務めていた頃、相談役を務めていたのが金子オーナーだったため、こういった経緯から、私にとって金子オーナーは、「盟友の中の盟友」と言えます。
一昨年の金子オーナーは、ラブリーデイで宝塚記念と天皇賞・秋などを制し、フルーキーでチャレンジCを制するなど、「60勝・獲得賞金19億8755万円」という、過去最高の成績を残しておりました。
しかし昨年は、マカヒキでダービーを制するなど、重賞を4勝したものの、「42勝・獲得賞金13億1663万円」と、前年より、勝ち星が「18」、獲得賞金が「6億7092万円」も下回ったのですから、今年の金子オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えているのでしょう。
ただ実際は、先週までの成績が「30勝・獲得賞金6億5925万円」というものであり、昨年の同時期(8月の2週目まで)の「28勝・獲得賞金10億5914万円」と比べると、勝ち星は2つ上回っているものの、賞金は「3億9989万円」も下回っております。
更に、金子オーナーは、7月10日(月)~11日(火)に行われた今年の「セレクトセール」に於いて、計11頭を総額6億5340万円(税込)で落札しており、当然、現在は「落札に要した資金を早急に回収したい」と考えている筈ですが、実際、「同セール」が終了してから先週までの成績は「6勝・獲得賞金7846万円」(馬主の取り分は8割の6276万円)というもので、セールに投じた資金を回収するためには、あと「5億9064万円」を稼がなければなりません。
そのような中、金子オーナーは今週、
1着賞金1500万円(馬主の取り分は8割の1200万円)の阿賀野川特別→ポポカテペトル
1着賞金7000万円(同5600万円)の札幌記念→マウントロブソン
1着賞金2200万円(同1760万円)のNST賞→マキャヴィティ
1着賞金1500万円(同1200万円)の戸畑特別→カラパナビーチ
1着賞金1500万円(同1200万円)の西部スポニチ賞→イモータル
と、計5頭を賞金の高い特別レースに登録しております。
そこで、私が金子オーナーであれば、「早急に巻き返しを図りたい」、「落札資金の回収ペースを早めたい」と考え、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示しますので、調教師情報部の皆様には、実際に厩舎がどう仕上げてくるのかなど、今後の動きを念入りに確認していただきたいところです。


2017/08/14
今後も世界中のセールで大金を投じるでしょうから
モハメド殿下

本業: アラブ首長国連邦 副大統領

今週の主な登録馬:
ゴールドスミス(阿賀野川特別)
ディサイファ(札幌記念)
ファインニードル(北九州記念)
プレイズエターナル(北九州記念)
タワーオブロンドン(クローバー賞)
サヴィ(苗場特別)
シンダーズ(戸畑特別)
コーカス(富良野特別・石狩特別)
ルナーランダー(富良野特別)
ジョイフル(小樽特別)
フラガリア(村上特別)
ルネイション(村上特別)


担当者:馬主情報部 馬主Y

皆さんもよくご存知の通り、モハメド殿下は、アラブ首長国連邦の副大統領兼首相であり、尚且つ、世界的に有名な競走馬管理団体・「ゴドルフィン」を擁する世界有数のオーナーブリーダーです。
また、モハメド殿下は、「ドバイワールドC」の創設者としても広く知られております。
そしてモハメド殿下は、競走馬の生産と育成や、種牡馬の繋養を世界規模で行っている「ダーレー・グループ」の代表としても有名で、このグループは、イギリス・ニューマーケットの「ダルハムホールスタッド」を本部としており、以前から、アイルランドとアメリカとオーストラリアに牧場を所有していた上、2002年の6月には、グループの日本法人として、「ダーレー・ジャパン株式会社」を設立しました。
同社は、2004年の9月、日本で生産を行う拠点として、日高の富川に「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」を設立し、2008年には、鵡川にあった西山牧場を買い取るなど、日本での生産規模を徐々に拡大しており、現在では、道内に7つの牧場を所有するまでになっております。
また、「ダーレー・ジャパン株式会社」は、1990年から25年以上も日本の馬産に携わっている、「パカパカファーム」(2012年のダービー馬ディープブリランテなどを輩出)の創業者ハリー・スウィーニィ氏を、最近、代表取締役に迎え入れておりますので、「更に日本での活動に力を入れてきた」と見ていいでしょう。
なお、JRA馬主としての「モハメド殿下」は、2009年の11月に個人馬主資格を取得し、2010年から実際に馬を走らせ始め、同年は、出走頭数が少なかったため3勝に終わったものの、翌年以降は、順調に数字を伸ばしており、一昨年は、ディサイファで中日新聞杯と札幌記念を、ティーハーフで函館スプリントSを制するなど、「73勝・獲得賞金12億6256万円」(馬主リーディング6位)という
過去最高の成績を残しておりました。
しかし昨年は、「64勝・獲得賞金10億1414万円」(同9位)という成績で、勝ち星と賞金のどちらも前年を大きく下回ったのですから、今年のモハメド殿下は、巻き返しに全力を注いでいる筈であり、実際、先週までは、「44勝・獲得賞金7億8207万円」と、昨年の同時期(8月2週目まで)の「36勝・獲得賞金6億3954万円」を大きく上回るペースとなっております。
ただ、モハメド殿下は、先週までの数字に満足せず、今後も貪欲に勝利を追求してくる筈です。
と言いますのも、モハメド殿下は、これまで毎年欠かさず、主にエージェントのジョン・ファーガソン氏を通じて、世界中の「競走馬セール」に参加しており、昨年を例に挙げれば、私がすぐに記せるものだけでも、
□「キーンランド・セプテンバーセール」(米・ケンタッキー州)
計5頭を総額224万5000ドル(約2億2450万円)で落札
□「ゴフス・オービーセール」(愛・キルデア州)
計8頭を総額268万ユーロ(約3億円)で落札
□「キーンランド・ノベンバーブリーディングストックセール」(米・ケンタッキー州)
1頭を350万ドル(約3億6750万円)で落札
□「タタソールズ・オクトーバーイヤリングセール」(英・ニューマーケット)
計42頭を2242万0618ドル(約23億0932万円)で落札
と、計53頭を約32億0132万円で落札していたのですから。
更に、私が確認したところ、今年の「競走馬セール」に於いても、
□1月30日(月)~31日(火)の「ニュージーランドブラッドストック・プレミアイヤリングセール」(ニュージーランド・オークランド)
計3頭を122万NZドル(約9748万円)で落札
□3月1日(水)の「ファシブティプトン・ガルフストリームセール」(米・フロリダ州)
計2頭を88万5000ドル(約9647円)で落札
□4月17日(月)~19日(水)の「タタソールズ・クレイヴン・ブリーズアップセール」(英・ニューマーケット)
計3頭を96万5000ギニー(約1億4388万円)で落札
□8月7日(月)~8日(火)の「ファシグティプトン・サラトガセール」(米・ニューヨーク州)
計2頭を149万5000ドル(約1億6318万円)で落札
と、計10頭を約5億0101万円で落札していましたし、昨年までの状況を踏まえますと、今後も、来週の8月19日(土)~22日(火)に行われる「アルカナ・イヤリングセール」(仏・ドーヴィル)や、9月11日(月)~23日(土)の「キーンランド・セプテンバーセール」(米・ケンタッキー州)、10月の「タタソールズ・オクトーバーイヤリングセール」(英・ニューマーケット)などの、世界各国の「競走馬セール」に積極的に参加するのでしょう。
そういった中で今週は、
1着賞金1500万円(馬主の取り分は8割の1200万円)の阿賀野川特別にゴールドスミス
1着賞金7000万円(同5600万円)の札幌記念にディサイファ
1着賞金3900万円(同3120万円)の北九州記念にファインニードルとプレイズエターナル
など、計12頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私がモハメド殿下であれば、「今後のセール資金を確保したい」と考え、それぞれの馬を預けている厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示するでしょう。