「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2017/07/31
満足できる状況ではない筈ですから
株式会社G1レーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
ケイティープライド(小倉記念)
アドラメレク(指宿特別・青島特別)
ジオラマ(指宿特別)

担当者:馬主情報部 小栗範恭

皆様もよくご存知の通り、「G1レーシング」は、所属馬を走らせ始めたのが2011年からという、まだ歴史の浅い一口馬主クラブでして、以前は、全国各地で200店舗近くのスポーツクラブを運営している東証一部上場企業、「セントラルスポーツ株式会社」の相談役である村井良孝氏がクラブの代表を務めておりました。
そして、一昨年の6月からは、同クラブに於ける「愛馬会法人」の代表を、「社台グループの創始者」である吉田善哉氏の三男・吉田晴哉氏が務めており、「クラブ法人」の代表は、晴哉氏のご子息である吉田正志氏が務めております。
「G1レーシング」は、設立から一昨年まで、
2011年→8勝・獲得賞金1億0178万円
2012年→20勝・獲得賞金3億9186万円
2013年→17勝・獲得賞金2億6708万円
2014年→26勝・獲得賞金4億0476万円
2015年→38勝・獲得賞金6億7956万円
という形で着実に獲得賞金を増やし続けていた上、昨年は、アルバートドックで小倉大賞典と七夕賞を、ソルヴェイグでフィリーズレビューと函館スプリントSを制するなど、「47勝・獲得賞金9億3706万円」という過去最高の成績を残しておりました。
そして、今年に入ってから先週までは、昨年を上回るペースで勝利数と獲得賞金を積み重ねており、タンタアレグリアでアメリカJCCを制し、ペルシアンナイトでアーリントンCを制するなど、「33勝・獲得賞金6億3956万円」という成績を残しておりますが、クラブの関係者達は、この数字に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくる筈です。
何故なら、「G1レーシング」は、2012年のマイルCSを制したサダムパテックの半弟にあたる「サマーナイトシティの2016」(父ハーツクライ)や、2013年と2014年の天皇賞・春を連覇したフェノーメノの半弟にあたる「ディラローシェの2016」(父オルフェーヴル)や、タンタアレグリアの半弟にあたる「タンタスエルテの2016」(父ハーツクライ)など、計44頭の「2017年度募集馬」(現1歳世代)について、6月5日(月)にラインナップを発表し、それから出資受け付けを開始しておりますが、私が確認したところ、これらの内、満口となっているのは25頭で、残りの19頭は現在も出資を受け付けておりますので。
募集開始からわずか2ヶ月弱で半数以上が満口となっているのですから、これが他の一口馬主クラブあれば、「順調」と言えますが、社台グループの良血馬を数多くラインナップしている「G1レーシング」とって、この状況は決して満足できるものではないでしょう。
よって、現在はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させてクラブの知名度を上げ、今後の出資者増加に繋げたい」と考えている筈であり、実際に今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の小倉記念にケイティープライド、1着賞金1050万円の指宿特別にアドラメレク(青島特別にも登録)とジオラマと、計3頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、「揃って勝負懸かり」と私は見ております。

2017/07/31
昨年のペースを上回っておりますが
吉木伸彦氏

本業: 株式会社ビジネストラスト 代表取締役

今週の主な登録馬:
ノーブルルージュ(九州スポーツ杯)
ノーブルサターン(レパードS)

担当者:馬主情報部 馬主Y

皆様もよくご存知の通り、吉木伸彦オーナーは、東京メトロ千代田線の「赤坂駅」(東京都港区)のすぐそばに本社を構え、会計ソフトの開発、会計・経営管理システムの構築、及びコンサルティングなどを行っている、「株式会社ビジネストラスト」の代表取締役を務めております。
東京大学法学部を卒業してから、農林中央金庫と太田昭和監査法人(現・新日本監査法人)に勤務していた吉木オーナーが、1990年、コンサルティング業務を行うために設立した同社は、その後、会計システムの開発に取り掛かり、
1996年→連結財務諸表作成ソフトの「連結大王」を発売
2000年→時価会計ソフトの「時価大王」を発売
2009年→金融商品時価算定システムの「エイペックス」を発売
2011年→大王シリーズの後継製品・「BTrex(ビーティーレックス)」シリーズを発売
など、次々とヒット商品を世に送り出し、順調に事業規模を拡大しております。
そして現在では、赤坂の本社に加えて、「大阪支社」(大阪市中央区)、「名古屋支社」(名古屋市中区)を擁し、クライアント数は、400社ほどの上場企業を含む約750社まで増えておりますので、同社を率いている吉木オーナーのことを私は、「非常に優秀な経営者」と考えておりますし、きっと皆様も同じ意見の筈です。
馬主としての吉木オーナーは、確か2011年からJRAで馬を走らせていて、これまでに40頭近くを所有しており、一昨年までの3年間は、
2013年→「2勝・獲得賞金2457万円」
2014年→「4勝・獲得賞金3464万円」
2015年→「2勝・獲得賞金4249万円」
という形で着実に成績を伸ばしていた上、昨年は、「9勝・獲得賞金1億0968万円」という過去最高の成績を残しておりました。
また、今年に入ってからもその勢いは続いており、先週までに5勝を上げ、「7128万円」の賞金を獲得し、昨年のペースを上回っております。
ただ、吉木オーナーは、これまでの成績に満足することなく、今週以降も貪欲に勝利を追求してくることでしょう。
何故なら、オーナーは、馬主歴が浅い割に「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年も、
「JRAブリーズアップセール」→2頭を1555万円で落札
「八戸市場」→1頭を259万円で落札
「HBAサマーセール」→4頭を1156万円で落札
「HBAオータムセール」→1頭を216万円で落札
と、計8頭を総額3186万円で落札していた上、今年も、
「JRAブリーズアップセール」→1頭を1080万円で落札
「HBAトレーニングセール」→1頭を378万円で落札
と、計2頭を総額1458万円で落札しておりますので。
(落札金額は全て税込)
もちろん、昨年までの状況を踏まえると、吉木オーナーは、8月21日(月)~25日(金)に行われる「HBAサマーセール」や、10月2日(月)~4日(水)に行われる「HBAオータムセール」にも参加する可能性がありますので、私がオーナーでしたら、「今後に備えて落札資金を確保しておきたい」という思いを抱くでしょう。
そのような中、吉木オーナーは、今週、1着賞金1500万円(馬主の取り分は8割の1200万円)の九州スポーツ杯にノーブルルージュ、1着賞金4000万円(同3200万円)のレパードSにノーブルサターンと、賞金の高い特別レースに2頭を登録してきましたので、前者を預けている宮本先生と、後者を預けている牧浦先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出している可能性が極めて高いと私は見ております。

2017/07/31
セール資金の回収を、少しでも早く終えるため
桑畑隆信氏

本業: 株式会社エビス商事 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ディアエナ(九州スポーツ杯)

担当者:馬主情報部 馬主T

皆様もよくご存知の通り、桑畑隆信(くわはた・たかのぶ)オーナーの本業は、宮崎県の都城市豊満町に本社を構え、鶏肉の生産、加工、販売などを主に手掛けている、「株式会社エビス商事」の代表取締役会長です。
1969年、「都城エビス飼料」として設立された同社は、それ以降、
1975年・「有限会社エビス商事」に社名を変更
1977年・食肉処理を行なう「エビスブロイラーセンター株式会社」を設立
1980年・食肉販売を行なう「株式会社肉の百貨店エビス」を設立
1990年・「株式会社エビス商事」に社名を変更
2001年・スーパー事業とペットフード事業を統合した「ティケイ・エビス株式会社」を設立
2005年・野菜販売を行なう「有限会社エビスファーム」を設立
2008年・運送業を行なう「株式会社LCトランス」を設立、飲食店経営の「株式会社とりビアー」に出資
といった形で事業を拡大しており、現在は7社のグループ企業を有し、少し前の話ですが、2010年度には、グループの売上が300億円を超えておりました。
当然、同グループの礎を築いた桑畑オーナーは、周囲の誰からも、「非常に優秀な経営者」と認められている筈です。
また、馬主としての桑畑オーナーは、JRAで馬を走らせ始めたのが2007年で、これまでに30頭近くを所有しており、2015年には、過去最高の「3勝・獲得賞金3558万円」という成績を残しており、昨年も「2勝・獲得賞金3445万円」という、同水準の成績を記録しておりました。
しかし、今年に入ってから先週までは、「0勝・獲得賞金1171万円」という数字に留まっております。
また、桑畑オーナーは、毎年、「競走馬セール」に積極的に参加しており、昨年までの5年間は、
2012年→1頭を5250万円で落札
2013年→3頭を4104万円で落札
2014年→1頭を1620万円で落札
2015年→1頭を3456万円で落札
2016年→3頭を4450万円で落札
と、計9頭を総額1億8880万円で落札していた上、今年は、7月10日(月)に行われた「セレクトセール」の1歳セッションに於いて、「エアジャメヴーの2016」(牝・父ロードカナロア)を4320万円で落札しました。
(落札金額は全て税込表記)
ただ、先述した通り、今年に入ってから先週までの獲得賞金は「1171万円」であり、この内「馬主の取り分」は8割の「937万円」ですから、セールの資金を差し引くと、「3383万円の赤字」となっております。
よって、現在のオーナーは、「セール資金の回収を少しでも早く終わらせたい」と考えている筈であり、1着賞金1500万円(馬主の取り分は8割の1200万円)九州スポーツ杯に登録しているディアエナについては、同馬を管理している橋口慎介先生に対し、迷わず渾身の勝負仕上げを指示する筈です。
また、桑畑オーナーは、今年に入ってから先週までの戦績が「18勝0勝」ですから、現在は、「ここで今年の初勝利を」という思いも強く抱いているのでしょう。
したがって、調教師情報部の皆様には、最終追い切りの内容など、今後の動きを念入りに確認していただきたいと考えております。

2017/07/31
危機感を強く感じている筈ですから
八木良司氏

本業: 八木良建設 代表

今週の主な登録馬:
タガノディグオ(レパードS)
タガノカトレア(レパードS・天草特別)
タガノグルナ(レパードS・天草特別)
タガノアンピール(天草特別)
タガノグロリオーサ(天草特別)
タガノアスワド(十勝岳特別)

担当者:馬主情報部 馬主N

皆様もよくご存知の通り、八木良司オーナーの本業は、「JR奈良線」の「山城多賀(やましろたが)駅」(京都府綴喜郡)から徒歩で7~8分ほどの場所に本社を構えている、「八木良建設」の代表です。
更に八木オーナーは、北海道にある生産牧場、「新冠タガノファーム」と、「栗東トレセン」から車で一時間ほどの場所にある育成施設、「宇治田原優駿ステーブル」を有するオーナーブリーダーでもあります。
八木オーナーは、1989年にJRAの個人馬主資格を取得してから、しばらくの間は生産や育成を手掛けていなかったものの、私が聞いた話によれば、タガノテイオーが2000年の朝日杯3歳S(現在の朝日杯FS)で予後不良となってしまったことや、その後、なかなか重賞を勝てなかったことなどによって、昔から持っていた生産と育成に対する情熱に火が付き、「新冠タガノファーム」と「宇治田原優駿ステーブル」の設立を決めたそうです。
なお、八木オーナーは、先ほど記した通り、確か1989年にJRAの個人馬主資格を取得しておりますので、既に馬主キャリアが30年近くになる大ベテランで、以前は「京都馬主協会」の会長を務めていた上、現在は「日本馬主協会連合会」の相談役を務めております。
そして、八木オーナーは、これまでに400頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、2000年の東京スポーツ杯3歳S(現在の東京スポーツ杯2歳S)を制したタガノテイオーや、2003年の中京記念と産経大阪杯を制したタガノマイバッハや、2006年の平安Sを制したタガノゲルニカや、2006年のファルコンSを制したタガノバスティーユなどが挙げられるでしょう。
2014年の八木オーナーは、タガノグランパでファルコンSを、タガノエスプレッソでデイリー杯2歳Sを制した上、タガノブルグがNHKマイルCで2着に入り、秋華賞でタガノエトワールが3着に入るなど、「34勝・獲得賞金7億4875万円」という過去最高の成績を残しておりました。
しかし、その後の2年間は、
2015年→23勝・獲得賞金4億1941万円
2016年→27勝・獲得賞金4億1947万円
と、2014年を大きく下回っている上、今年に入って先週までの成績は、「18勝・獲得賞金2億9616万円」というもので、2014年の数字の半分にも満たない状況となっているため、現在の八木オーナーは危機感を強く感じている筈ですから、今週以降は全力で巻き返しを図ってくるでしょう。
また、八木オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、2014年は、「セレクトセール」と「HBAセレクションセール」と「HBAオータムセール」に於いて、計4頭を総額4460万円(税込)で落札しており、一昨年は落札がなかったものの、昨年は、「HBAサマーセール」に於いて、計2頭を総額745万円(税込)で落札しておりました。
恐らく、八木オーナーは、「HBAサマーセール」や「HBAオータムセール」など、これから行われる今年の「競走馬セール」に於いても、何頭かの落札を検討している筈であり、私がオーナーでしたら、「セールの資金を潤沢にするため、多くの賞金を稼ぎたい」と考えます。
そして今週は、
1着賞金4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)のレパードSにタガノディグオとタガノカトレア(天草特別にも登録)タガノグルナ(天草特別にも登録)
1着賞金1500万円(同1200万円)の天草特別にタガノアンピールとタガノグロリオーサ
1着賞金1050万円(同840万円)の十勝岳特別にタガノアスワド
と、計6頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が八木オーナーの立場であれば、それぞれの馬を預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示するでしょう。