「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2017/05/15
オークスの1着賞金1億円を狙う理由は
小笹芳央(おざさ・よしひさ)氏

本業: 株式会社リンクアンドモチベーション 代表取締役会長CEO

今週の主な登録馬:
ホウオウパフューム(オークス)

担当者:馬主情報部 馬主H

皆さんもよくご存知の通り、小笹芳央(おざさ・よしひさ)オーナーの本業は、東京都中央区銀座に本社を構えて、企業のコンサルティングなどを主な事業としている、「株式会社リンクアンドモチベーション」の代表取締役会長CEOですわね。
小笹オーナーは、大阪府立住吉高校から、早稲田大学の政治経済学部に進学して、卒業後の1986年に「株式会社リクルート」に入社してからは、人事部に配属されて採用に携わっていましたわ。
そして、14年後の2000年に「株式会社リクルート」を退職して、「株式会社リンクアンドモチベーション」を立ち上げていますの。
それからの同社は、
2001年5月→大阪府梅田に大阪支社を開設
2004年3月→株式会社リンクダイニング設立
2004年11月→東京都汐留の「日本テレビタワー」に東京支社を開設
2004年12月→株式会社リンクプレイス設立
2007年12月→東証2部に上場
2008年12月→東証1部に指定変更
2009年2月→株式会社リンクインベスターリレーションズを設立
2010年11月→株式会社モチベーションアカデミアを設立
といった形で成長していて、2013年1月、グループ拡大に伴って、小笹オーナーは、それまでの代表取締役社長から、代表取締役会長CEOに就任していますわ。
その後も同社は順調に事業規模を拡大していまして、現在では、東京、大阪、名古屋に拠点を構え、12のグループ会社を有し、2016年度はグループ連結の売上高が「339億円」を記録していましたし、今年の5月8日(月)には、銀座エリア最大の商業施設「ギンザシックス」の12階にある、床面積が約1850坪のオフィスに本社を移転していますので、同社の創業者である小笹オーナーのことは、非常に多くの方が、「尊敬すべき優秀な経営者」と認めているのでしょう。
また、JRA馬主としての小笹オーナーは、2015年から馬を走らせ始めたばかりで、現在は7頭を所有していますわ。
ちなみに、「テーオー」の冠名でお馴染みの小笹公也(おざさ・ともや)オーナーは、2つ下の弟さんですわね。
2015年の小笹芳央オーナーは、出走回数が少なかったことなどが影響して、未勝利に終わっていましたが、昨年は、ホウオウマリリンとホウオウパフュームで2勝を上げていましたし、今年に入ってからは、ホウオウパフュームで寒竹賞を勝っているように、着実に馬主としての実績を積み重ねていますの。
また、小笹オーナーは、今年で馬主キャリアが3年目ですが、積極的に「セレクトセール」や「JRAブリーズアップセール」や「千葉サラブレッドセール」といった「競走馬セール」に参加していまして、昨年までの3年間だけで、
2014年→2頭を総額5400万円で落札
2015年→10頭を総額2億9333万円で落札
2016年→5頭を総額1億6254万円で落札
と計17頭を総額5億0987万円で落札していますわ(金額は全て税込)。
ただ、今までに稼いだ賞金の総額は、「3814万円」(馬主の取り分は8割の3051万円)に留まっていますし、昨年までの状況を踏まえますと、小笹オーナーは、今年も「競走馬セール」に参加する可能性が高いため、私がオーナーでしたら、「セールの資金を潤沢にするため、今の内から稼いでおきたい」と考えますわね。
そして今週は、1着賞金1億円(馬主の取り分は8割の8000万円)のオークスにホウオウパフュームを登録してきましたので、私が小笹オーナーでしたら、「ここでしっかり稼いでおきたい」と考えて、この馬を預けている奥村武先生に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを依頼しますわ。
それに、小笹オーナーはホウオウパフュームに、「初めての重賞勝ちをGIで飾りたい」という思いを込めている筈ですから、「調教師情報部」の皆さんには、厩舎が実際にどう仕上げてくるのかなど、今後の動きを念入りに確認していただきたいと思っていますの。


2017/05/15
最後の重賞勝ちは、10年以上も前のことやから
薪浦亨氏

本業: マキウラ鋼業株式会社 代表取締役

今週の主な登録馬:
ロンドンタウン(平安S)

担当者:馬主情報部 馬主A

皆さんもよう知っとる通り、薪浦亨(まきうら・とおる)オーナーの本業は、兵庫県姫路市の飾磨区に本社を構えとる、「マキウラ鋼業株式会社」の代表取締役ですな。
1952年に設立された同社は、主に鉄スクラップの加工処理などを手掛けとって、最近は、周りの同業者達から「姫路地区の最大手」と言われとりますな。
ワシの記憶が正しければ、同社が一気に発展したんは、薪浦オーナーが、親父さんの後を継いで代表取締役となった1980年からで、その後は、
1992年→新社屋が完成
1994年→「産業廃棄物中間処理業許可」を取得
2000年→「一般廃棄物中間処理業許可」を取得
2004年→環境マネジメントシステムに関する国際規格「ISO14001」を取得
2003年→「遊技機のリサイクル業者」に選定される
2004年→「自動車リサイクル業(破砕業)許可」を取得
2005年→「建設業許可」を取得
っちゅう形で順調に事業を拡大して、2008年には、環境対策のため、同社の中核設備のプラントに、約12億円っちゅう設備投資を行っとるんですわ。
そやそや、このことは当時の「日刊産業新聞」で大きく取り上げられましたんで、同社を束ねとる薪浦オーナーは、業界の中でよう知られとりますな。
そんで馬主としての薪浦オーナーは、確かJRAで馬を走らせ始めたんが1999年で、それから今までに130頭以上を持っとって、そん中でお馴染みの馬っちゅうたら、2006年のダイヤモンドSを勝ったマッキーマックスやろうな。
2013年の薪浦オーナーは、「8勝・獲得賞金1億4720万円」っちゅう成績を残しとったんやけど、その後は、
2014年→3勝・獲得賞金7846万円
2015年→4勝・獲得賞金5140万円
2016年→6勝・獲得賞金7172万円
と記せば分かる通り、賞金が「右肩下がり」になっとって、今年に入ってから先週までの成績も、「1勝・獲得賞金2971万円」っちゅうもんで、去年までのペースを下回っとるんやから、今の薪浦オーナーは、「ここからキッチリ巻き返したい」と考えとる筈や。
そんでもって今週は、1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)の平安Sにロンドンタウンを登録しとりますんで、ワシが薪浦オーナーやったら、「ここでガッチリ稼いどきたい」と思いますわ。
しかも薪浦オーナーは、マッキーマックスで2006年のダイヤモンドSを勝ってから、もう10年以上も重賞を勝っとりませんので、今回は、「久々に重賞を勝ちたい」とも考えて、この馬を預けとる牧田先生に、迷わずメイチの勝負仕上げを指示するでしょうな。


2017/05/15
「サンデーレーシング」との差を詰めたい筈ですから
有限会社キャロットファーム

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
ディーパワンサ(オークス)
リスグラシュー(オークス)
エルマンボ(平安S)
クリソライト(平安S)
ピオネロ(平安S)
プロフェット(メイS)
アールブリュット(フリーウェイS)
エルデュクラージュ(鳳雛S)
ストライクイーグル(是政特別)
アヴニールマルシェ(調布特別)
アプリコットベリー(御室特別)
アルティマヒート(湯沢特別)
エールデュレーヴ(高田城特別)
スティーマーレーン(早苗賞)


担当者:馬主情報部 馬主S

皆様もよくご存知の通り、「キャロットファーム」の愛馬会法人・「キャロットクラブ」の代表を、2008年から務めている手嶋龍一氏は、かつてNHKに所属しており、1997年からはそのワシントン支局長を務め、2001年にアメリカで起きた「9・11同時多発テロ事件」の際には、11日間に渡り「24時間中継」を担当しておりました。
そして、2005年にNHKを退局した後は、外交ジャーナリストとして活動しており、2006年に出版した「ウルトラ・ダラー」(新潮社)が33万部のベストセラーとなるなど、作家としても高い評価を受けております。
ちなみに、一般的にはあまり知られておりませんが、手嶋氏の執筆場所は、同氏が、「永遠の親友」と語る吉田勝己オーナーが代表を務めている「ノーザンファーム」の中にあり、「千歳空港から僅か15分ほど」という立地や、牧場の景色を見てリフレッシュできる環境を、手嶋氏はとても気に入っているそうで、素晴らしい執筆場所を提供してくれた吉田勝己オーナーに、手嶋氏は深く感謝しているそうです。
また手嶋氏は、静岡芸術文化大学の参与を務め、更には、「静岡新聞」と「北國新聞」でコラムを掲載している上、「シューイチ」、「情報ライブ・ミヤネ屋」、「スッキリ!!」といったテレビ番組にコメンテーターとして出演するなど、メディアの世界でも活躍しております。
なお、活躍したと言えば、昨年の「キャロットファーム」にも当てはまるでしょう。
何故なら、昨年の「キャロット」は、シンハライトでオークスを、マリアライトで宝塚記念を制するなど、重賞14勝を含め、過去最高となる「127勝・獲得賞金31億8985万円」という成績を残し、「馬主リーディング1位」に輝いたのですから。
しかし今年は、先週までの「馬主リーディング」が、
1位:「サンデーレーシング」→「46勝・獲得賞金11億0298万円」
2位:「キャロットファーム」→「28勝・獲得賞金7億8625万円」
と、「サンデーレーシング」に「3億1673万円」もの差を付けられて、1位の座を奪われております。
このように、獲得賞金が伸び悩んでいる主な原因としては、JRAの重賞勝ちが、ネオリアリズムで制した中山記念の1勝に留まっていることが挙げられるでしょう。
当然、「キャロット」の関係者達は、「一刻も早くサンデーレーシングとの差を詰めたい」と強く願っている筈です。
そして、1着賞金1億円(馬主の取り分は8割の8000万円)のオークスにディーパワンサとリスグラシュー、1着賞金3600万円(同2880万円)の平安Sにエルマンボとクリソライトとピオネロなど、計14頭を賞金の高い特別レースに登録している今週は、「キャロットが攻勢に出てきた」と判断するべきでしょう。


2017/05/15
2つの願いが込められている筈です
寺田千代乃氏

本業: アートコーポレーション株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ミスパンテール(オークス)
マテンロウハピネス(フリーウェイS)

担当者:馬主情報部 馬主Y

皆様もよくご存知の通り、寺田オーナーの本業は、大阪府の大東市に本社を構えている、「アートコーポレーション株式会社」の代表取締役社長です。
1968年、「寺田運輸」として創業された同社は、1976年、社内に「アート引越しセンター事業部」を設置し、翌年、その事業部を「アート引越センター株式会社」として独立させました。
それ以降は、「あなたの町の0123」という覚えやすいメロディが流れるテレビやラジオのCMや、イメージキャラクターに「ドラえもん」を起用するなどの広告戦略で、子供からお年寄りまで幅広い層に認知されるようになり、1990年には、事業の多角化に伴い、現在の「アートコーポレーション株式会社」に名称を変更しております。
更に同社は、引っ越し関連の事業に加えて、輸入車の販売やメンテナンス関連の事業を展開している上、
□商業輸送を手掛けている「アートバンライン株式会社」(大阪府茨木市)
□マンションや戸建ての分譲を手掛けている「アートプランニング株式会社」(大阪府大阪市)
□家電製品の販売などを手掛けている「フットワークインターナショナル株式会社」(大阪府大東市)
□病院内の保育施設運営を手掛けている「アートチャイルドケア株式会社」(大阪府大東市)
といった系列企業を有しており、現在はグループ全体で2800名以上の従業員を雇用しており、尚且つ、2016年9月期の決算は、「連結売上高908億5300万円」、「連結経常利益71億1700万円」という素晴らしい数字となっておりました。
したがって、同社を創業から一代で大きく成長させた寺田オーナーのことは、非常に多くの方が、「尊敬すべき優秀な経営者」と認めている筈です。
更に、寺田オーナーは、現在、「関西経済連合会」の副会長を務めており、「都市創造・文化観光委員会」のメンバーとして活動しておりますので、「関西経済界に於ける重要人物」とも言えるでしょう。
そして馬主としての寺田オーナーは、確か1997年からJRAで馬を走らせ始めており、過去の代表的な存在としては、2007年のマーメイドSを制したディアチャンスや、2011年の中山大障害で2着となったディアマジェスティなどが挙げられます。
一昨年の寺田オーナーは、元町Sを制したマテンロウボスや、フローラルウォーク賞と橘Sを制したマテンロウハピネスの活躍などにより、「10勝・獲得賞金1億7617万円」という過去最高の成績を残しておりました。
しかし昨年は、「8勝・獲得賞金1億0352万円」という数字で、前年を7000万円ほど下回ったのですから、今年の寺田オーナーは、「昨年の二の舞にしたくない」と考えている筈です。
更に、これまで毎年のように「セレクトセール」に参加している寺田オーナーは、昨年の7月11日(月)~12日(火)に行われた同セールに於いても、計7頭を総額3億1212万円(税込)で落札していたものの、「セレクトセール」が終わってから先週までの成績は、「7勝・獲得賞金1億3779万円」(馬主の取り分は8割の1億1023万円)というもので、落札に要した資金の3分の1ほどしか回収できておりません。
こういった中、今週は、1着賞金1億円(馬主の取り分は8割の8000万円)のオークスにミスパンテール、1着賞金1820万円(同1456万円)のフリーウェイSにマテンロウハピネスを登録してきましたので、私が寺田オーナーの立場でしたら、「セール資金の回収ペースを早めたい」と考え、これらを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを依頼します。
また、寺田オーナーは、ディアチャンスが2007年のマーメイドSを制してから現在まで、「重賞で25連敗中」となっている上、まだGIを勝てておりませんので、オークスに登録しているミスパンテールには、「久々に重賞を勝ちたい」、「初のGI勝利を飾りたい」という2つの願いも込められている筈ですから、「調教師情報部」の皆様には、この馬を昆先生がどう仕上げてくるのかなど、今後の動きを念入りに確認していただきたいと考えております。