「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2017/05/01
残りの10頭を満口にするために
東京ホースレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
レッドアンシェル(NHKマイルC)
レッドローゼス(プリンシパルS)
レッドソロモン(新潟大賞典)
レッドラウダ(鞍馬S)
レッドアヴァンセ(パールS)
レッドアルティスタ(鴨川特別)
レッドグルック(三条特別)


担当者:馬主情報部 小栗範恭

皆様もよくご存知の通り、一口馬主クラブ・「東京ホースレーシング」の前身は、1987年のニュージーランドTを勝ったユーワジェームスや、2000年の中日スポーツ賞4歳S(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコンなどでお馴染みだった「ユーワホースクラブ」です。
クラブの名称が変更された理由は、パチンコ機器販売大手「フィールズ株式会社」の代表取締役会長であり、JRAの馬主としては、スピルバーグでお馴染みの山本英俊オーナーがクラブの権利を取得したからで、それからは、山本オーナーの奥様である山本洋子さんが代表を務め、「レッド」の冠名で所属馬を走らせております。
また、愛馬会法人・「東京サラブレッドクラブ」の代表は、中山馬主協会の会長である西川賢オーナーの異母弟であり、プロゴルファーでもある西川哲氏が務めていることも、私が改めてご紹介するまでもなく、以前から皆様がよくご存知でしょう。
「東京ホースレーシング」に於ける過去の代表的な存在としては、2009年の秋華賞を制したレッドディザイアや、2013年の阪神ジュベナイルFなどを制したレッドリヴェールや、2014年の中山大障害を制したレッドキングダムといった名前が挙げられ、現役の代表的な存在としては、2015年のマイラーズCと関屋記念を制しているレッドアリオンや、昨年のCBC賞とスプリンターズSを制しているレッドファルクスなどが挙げられます。
2014年の同クラブは、レッドキングダムが中山大障害を、レッドスパーダが京王杯SCを、レッドアルヴィスがユニコーンSを制するなど、「59勝・獲得賞金10億3421万円」という過去最高の成績を残しましたので、この結果には関係者全員が大いに満足したのでしょう。
ただ、一昨年と昨年は、
2015年→49勝・獲得賞金9億6206万円
2016年→47勝・獲得賞金9億0817万円
と、2年続けて2014年を下回っておりましたので、同クラブの関係者達は、「今年は必ず巻き返したい」と考えている筈ですが、実際、先週までの成績は、「12勝・獲得賞金2億2650万円」というもので、昨年の同時期(5月の1週目まで)に記録していた「15勝・獲得賞金2億4379万円」を下回っているのです。
こういった状況が影響しているのか、同クラブは、計32頭の「2016年度募集馬」(現2歳世代)について、昨年の7月21日(木)にカタログを発送し、7月22日(金)から「先行募集」を行ない、8月5日(金)から「通常募集」を開始しておりますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは22頭で、残りの10頭は現在も出資を受け付けております。
そのため、現在は同クラブの関係者全員が、過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に、「東京ホースレーシングの馬は稼げる」という印象を与えたい筈であり、一般的な注目度の高い重賞や特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そして今週、同クラブは、
1着賞金9500万円(馬主の取り分は8割の7600万円)の「NHKマイルC」にレッドアンシェル
1着賞金1900万円(同1520万円)の「プリンシパルS」にレッドローゼス
1着賞金4100万円(同32800万円)の「新潟大賞典」にレッドソロモン
1着賞金2300万円(同1840万円)の「鞍馬S」にレッドラウダ
1着賞金1820万円(同1456万円)の「パールS」にレッドアヴァンセ
1着賞金1500万円(同1200万円)の「鴨川特別」にレッドアルティスタ
1着賞金1050万円(同840万円)の「三条特別」にレッドグルック
という形で、特別レースに計7頭を登録しておりますので、「揃って勝負懸かり」と私は考えております。


2017/05/01
「やっぱり、ここの馬は走る」という印象を与えたい筈ですから
社台グループオーナーズ

本業: 個人馬主を対象とした共有システム

今週の主な登録馬:
カラクレナイ(NHKマイルC)
ムスカテール(新潟大賞典)
アットザシーサイド(鞍馬S)
マインシャツ(上賀茂S)
トワードポラリス(わらび賞)


担当者:馬主情報部 生産者S

皆さんもよく知っているのでしょうが、「社台グループオーナーズ」は、JRAの個人馬主資格をお持ちの方に、社台グループが出資を呼び掛けているところで、ベテランの馬主さんはもちろんのこと、資格を取ったばかりで、「少しでも費用を抑えたい」と考えている馬主さんでも参加しやすいように、1頭を10口に分けて共有するシステムを採用していますね。
ちなみに、出馬表の馬主欄に、「吉田照哉オーナー」、「吉田勝己オーナー」、「吉田晴哉オーナー」などの名前が書かれている馬は、ほとんどがここの募集馬です。
もう引退している馬で言えば、オークスとエリザベス女王杯を勝ったダンスパートナーや、高松宮杯とスプリンターズステークスを勝ったフラワーパークや、スプリンターズSとマイルCSを勝ったデュランダルや、ジャパンCを勝ったスクリーンヒーローや、オークスを勝ったエリンコートや、安田記念を勝ったストロングリターンなどが、ここの募集馬ですから、「さすがは社台グループ」と言えるでしょう。
「社台グループオーナーズ」は、全部で101頭の「2016年度募集馬リスト」(現2歳世代)について、去年の6月6日(月)にパンフレットを発送して、7月15日(金)から出資を受け付けています。
ただ、私が確認したところ、これらの中で、もう満口になっているのは85頭で、「募集中止」になった4頭と、「募集終了」になった1頭を除く残りの11頭は、まだ出資を受け付けていますから、今は「社台グループオーナーズ」の関係者全員が、「残りの馬を早く満口にしたい」と考えている筈です。
それに、「社台グループオーナーズ」は、今年も、去年と同じように、6月の上旬にパンフレットを発送してから、「2017年度募集馬」(現1歳世代)の出資受け付けを開始しますので、過去の募集馬が賞金の高い重賞や特別レースを勝てば、出資を考えている馬主さん達に、「やっぱり、社台グループオーナーズの馬は走る」という印象を与えられて、それが出資の増加に繋がるのは間違いありませんね。
そして今週は、1着賞金9500万円(馬主の取り分は8割の7600万円)のNHKマイルCにカラクレナイ、1着賞金4100万円(同3280万円)の新潟大賞典にムスカテール、1着賞金2300万円(同1840万円)の鞍馬Sにアットザシーサイド、1着賞金1820万円(同1456万円)の上賀茂Sにマインシャッツ、1着賞金1000万円(同800万円)のわらび賞にトワードポラリスと、全部で5頭を特別レースに登録してきましたので、調教師情報部の皆さんには、実際に厩舎がどう仕上げてくるのかなど、今後の動きを念入りに確認していただきたいと考えています。


2017/05/01
初のGI勝利を狙って
瀬谷隆雄氏

本業: 株式会社キッズワールド 取締役会長

今週の主な登録馬:
キョウヘイ(NHKマイルC)

担当者:馬主情報部 馬主T

皆様もよくご存知の通り、瀬谷隆雄オーナーの本業は、JR田町駅(東京都港区)のすぐ近くに本社を構えている旅行代理店・「株式会社キッズワールド」の取締役会長です。
2013年の2月に設立された同社は、「あなたの【やってみたい】を現実に」をコンセプトに、通常のパッケージツアーとは異なり、旅行者が自由に行程を決められる「オーダーメイドの旅」に注力しており、この企画は多くの利用者がリピーターとなっているそうです。
また、国内ツアーも手掛けている同社は、毎年、「北海道牧場巡りツアー」を企画しており、昨年は、8月19日(金)~22日(月)に開催し、社台スタリオンステーションやダーレースタリオンやビッグレッドファームといった施設見学に加えて、札幌競馬場での競馬観戦や、四位騎手のトークショーなども行っておりました。
なお、その他にも同社は、世界有数のリゾート地として知られているパラオを目的地とした、「パシフィックリゾート滞在5日間・6日間の旅」や、5つ星のラグジュアリーリゾートホテル・「コンスタンスハラヴェリリゾート」に宿泊する「モルディブ6泊8日間の旅」など、魅力的なツアーを数多く手掛けておりますので、その取締役会長を務めている瀬谷オーナーは、「旅行業界に於いて、大いに注目されている存在」と言えるでしょう。
そして馬主としての瀬谷オーナーは、確か2001年からJRAで馬を走らせ始めており、それから現在までに20頭以上を所有しており、2011年は、「7勝・獲得賞金8970万円」という過去最高の数字を記録しておりました。
しかし、2012年から2015年までは、獲得賞金が3000万円以下に留まっていた上、4勝を上げた昨年も、獲得賞金は「4846万円」と、2011年のおよそ半分でしたから、今年の瀬谷オーナーは、「そろそろ過去最高だった2011年を超えたい」と思っている筈です。
そして今年は、キョウヘイを出走させたシンザン記念で初の重賞勝ちを飾るなど、先週までに、「2勝・獲得賞金6178万円」という成績を残しており、早くも昨年の数字を上回っておりますので、私の見込みは正しかったのでしょう。
しかし、瀬谷オーナーは、先週までの結果に満足せず、今週、キョウヘイでNHKマイルCを勝つことに全力を注いでくる筈です。
何しろこのレースには、瀬谷オーナーにとって、「初めてのGI勝ち」が懸かっておりますので。
当然、私がオーナーであれば、この馬を預けている宮本先生に、迷わずメイチの勝負仕上げを指示しますので、調教師情報部の皆様には、最終追い切りの内容など、今後の動向を念入りに確認していただきたいと考えております。


2017/05/01
2つの考えがある筈です
了徳寺健二氏

本業: 学校法人了徳寺学園 理事長

今週の主な登録馬:
リエノテソーロ(NHKマイルC)
カケルテソーロ(京都新聞杯)


担当者:馬主情報部 馬主M

皆様もよくご存知の通り、了徳寺健二オーナーの本業は、「学校法人了徳寺学園」(東京都墨田区両国)の理事長です。
鹿児島県出身の了徳寺オーナーは、高校卒業後、川崎製鉄(現在のJFEスチール)へ入社し、柔道部の監督兼選手として活躍しておりました。
その後、「オリンピックや国際大会で活躍する選手を育てたい」という夢を抱いていた了徳寺オーナーは、同社を退職し、まずは、選手育成の資金を得るために事業を興すことを考えたそうです。
そして、オーナーは、専門的な知識を得るため、5年間、専門学校で学び、接骨院の多店舗展開などの事業で成功を収め、その後は、2000年に「学校法人了徳寺学園」を設立し、「了徳寺学園医療専門学校」、「了徳寺学園リハビリテーション専門学校」を開学すると、2006年には、千葉県の浦安市に「了徳寺大学」を開学するなど、夢の実現に向けて、順調に事業を拡大しており、2014年には、これまでの活動が認められ、「千葉県柔道連盟」の名誉会長となっておりますので、非常に多くの方が「尊敬すべき人物」と考えているのでしょう。
なお、JRA馬主としての了徳寺オーナーは、確か2015年から馬を走らせ始め、これまでに30頭以上を所有しており、初年度は「3勝・獲得賞金2665万円」、2年目が「5勝・獲得賞金8043万円」、そして3年目の今年は、先週までに「6勝・獲得賞金4790万円」を記録しているように、順調に勝利数と賞金を積み重ねております。
また、了徳寺オーナーは、2014年から「競走馬セール」に積極的に参加しており、過去3年間だけで、
■2014年
国内→2頭を9180万円で落札(税込)
■2015年
国内→2頭を1億5120万円で落札(税込)
海外→7頭を約1億3343万円で落札
■2016年
国内→10頭を4億4820万円で落札(税込)
海外→10頭を約3億6036万円で落札
と、計31頭に約11億8500万円を投じておりました。
上記の内訳を見れば分かる通り、オーナーは、海外の「競走馬セール」で落札する割合が年々高くなっており、今年は、国内ではまだ1頭も落札していないものの、海外では、
「バレッツ・マーチセール」→1頭を30万ドル(約3330万円)で落札
「OBSスプリングセール」→2頭を37万5000ドル(約4163万円)で落札
と、2セールに約7493万円を投じております。
もちろん、了徳寺オーナーは、今後も、「セレクトセール」をはじめとした国内のセールや、海外のセールに積極的に参加する筈であり、現在はオーナーが、「落札資金を潤沢にするため、所有馬で多額の資金を稼いでおきたい」と考えているのでしょう。
また、了徳寺オーナーは、リエノテソーロで、去年の全日本2歳優駿(地方交流G1)とエーデルワイス賞(地方交流G3)を制しているものの、JRAの重賞はまだ勝てておりませんので、「そろそろJRAの重賞を勝ちたい」とも考えている筈です。
したがって、1着賞金9500万円(馬主の取り分は8割の7600万円)のNHKマイルCにリエノテソーロ、1着賞金5400万円(同4320万円)の京都新聞杯にカケルテソーロを登録している今週は、了徳寺オーナーが、前者を管理している武井先生と、後者を管理している吉村先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。